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しまび日記

ギャラリートーク3回目を開催しました

3回目となる「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”を松浦史料博物館の久家孝史学芸員が行いました。

今回も収蔵品の説明を中心に進行され、松浦史料博物館の成り立ちについてもお話しされました。松浦史料博物館は長崎県で最も歴史を有する博物館で、明治26年(1893)に松浦家の私邸に建てられています。『坂の上の雲』でおなじみの司馬遼太郎が来館したこともあり、歴代当主やその関係者の方々が受け継がれてきたものが貴重なものであることがうかがえます。


松浦家は安土桃山時代に豊臣家との関係がありましたが、江戸時代になると徳川家に時代の流れが変わります。豊臣家と関係があったことにより、当初は徳川家関係者からは良く思われていませんでしたが、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いでは、西軍に味方をしなかったことで徳川家康からの感謝の朱印が届きます。その後、様々な苦労や多難がありましたが、鎮信流の開祖となる松浦鎮信が当主の時代には表向きは外様大名ですが譜代大名扱いされるまでに至ったというお話もありました。

お殿様のもちもの展の開催もあと1週間ほどとなりました。ギャラリートークはあと1回の開催を予定しております。日程は4月17日(日)。時間は14:00からとなっています。

なお、松浦史料博物館の収蔵品は令和4年4月9日(土)現在、松浦史料博物館、平戸オランダ商館、佐世保市博物館島瀬美術センターでも観ることができます。
実際にそれぞれの場所に足を運ばれるのもいいですね!