5月29日(日)14時、「大野隆之・三枝正広 トーク&ミュージアム・コンサート」を開催しました。昨日に引き続き二日目となる今回、開演時に準備した席はほぼ埋まった状態に。昨日に続いて足をお運びいただいた方もおられ、期待の高まりが伝わってきました。お二人の紹介後、さっそく三枝氏による“渚のアデリーヌ(リチャード・クレイダーマン)”、と“幻想即興曲(ショパン)”の演奏。滑らかな指の動きと力強い躍動感あふれる演奏に、あっという間にお客様は三枝ワールドに引き込まれたようでした。二曲の演奏後、司会から両氏としまびとの出会いをお話しし、お二人にバトンタッチ。なぜコロンビアに惹かれたのかという基本的なお話から、異国の地で二人が出会ったきっかけの話に。スペイン語がまだ堪能でなかった大野氏に、既に長年を過ごしていた三枝氏がスラングを含めさまざまな言葉を教えたエピソードなどが詳しく話されました。
再び三枝氏のピアノとなり、“華麗なる大円舞曲Op.18(ショパン)”と“子犬のワルツ(ショパン)”を演奏。三枝氏が感じた佐世保の人との温かい交流や、スキューバダイビングを通した海のすばらしさの話の後、マイクは大野氏に。約100か国に及ぶ旅を続けてきた経験に基づく、我々の生活に迫っている危機、そのための備えや自活に備えた考えに、お客様はみな興味深く耳を傾けていました。最後には“月光(ベートーヴェン)第三楽章“を演奏。鳴りやまない拍手の中、アンコールに“アシタカ聶記(もののけ姫)”を加え。エンディングとなりました。
終了後も展示スペースではお二人が質問攻めにあう様子も見られ、来場者のみなさまには多くの興味と関心を持ってお楽しみいただけたようでした。ご来館いただきました皆様、大野さん、三枝さんありがとうございました。
明日30日もピアノ・タイムとして11時、14時、17時(各回約30分間)に三枝氏の演奏が予定されております。本日、ご来館いだけなかった方もぜひ足をお運びください!