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しまび日記

真打!北斎展担当学芸員、中野がギャラリートークに参上!

本日のギャラリートーク担当は北斎展担当学芸員の中野でした。北斎展の担当学芸員ならではの詳しい作品解説にお客様大満足の楽しい回となりました。                      

中でもお客様が身を乗り出して聞いていたのは、2階に展示してある《冨嶽三十六景》です。富士山は当時の人たちにあがめられ、アイドル的人気を博した山でした。《冨嶽三十六景》は富士山を様々な角度、季節、時間からとらえた人気のシリーズ作品です。この《冨嶽三十六景》で初めて北斎が使用したのがベロ藍という美しい青。この青はベルリンで偶然開発され、日本に伝わりやがて日本中の浮世絵師にもてはやされる青となりました。ベロ藍の美しさが最大に活かされた作品の一つである《神奈川沖浪裏》の前ではベロ藍の美しいグラデーションに、お客様から「まぁ!綺麗!」と感嘆の声が上がっていました。学芸員による作品解説・ギャラリートーク、次回は11日土曜日の午前11時と午後14時です。ぜひ、次回もお見逃しなく!