本日12月15日(金)、14:00から「東音野口悦至による『北斎展』思い出語りと弾き唄い」を開催しました。
東音野口先生にとって、初めて展覧会とのコラボとなった「北斎展」での弾き唄いの感想、三味線のルーツが沖縄の三線だったなど三味線の歴史、三線の“ニシキヘビ”から三味線の“犬猫の革”を使うようになった材料や種類、そして構造について、歌舞伎とのつながり、杵屋 勝東治(若山富三郎、勝新太郎の父)とのお饅頭ピラミッドのエピソード、美空ひばりとお母さまとの会話など、目からウロコのお話を挟みながら1時間超の弾き唄いでした。
演目の一つ“越後獅子”では、プッチーニの“蝶々夫人”の旋律と酷似している部分を紹介。パリ万博で訪れた日本人の長唄からプッチーニが“越後獅子”を聴いたのではないかというジャポニスムの影響が色濃く反映されている興味深いお話をされました。
また、曲間で、三味線を分解しはじめたのには、お客様が驚きました。胴(たいこ部分)と棹が分かれ、コンパクトにまとめることができるので持ち運びが楽とのこと。あちこちからシャッター音が聞こえました。
お客様の中にはメモをとる方もおられ、みなさま、熱心に耳を傾けていました。
強風にもめげず来館くださったお客様、東音野口悦至先生、撮影してくださった林田聡先生やテレビ佐世保のみなさま、ありがとうございました。テレビ佐世保は本日19:00からの放送です。
本イベントは「セレクション・コレクション 年末特番2023」展の関連イベントとして行ないました。展覧会は、12月20日(水)16:00までです。「北斎展」のポスターや楽しかった数々のイベントの写真パネルも展示しています。
また、美術館のcafe jilbe(カフェ ジルべ)では大好評につき、“そば粉100%シフォンケーキ~柚子ジャム添え~”も販売を継続しております。ぜひご来館ください。
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以上、写真提供 林田聡先生(しまび写真教室講師)