令和6年度「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」
保存活用推進事業 

聖水と教会堂 展

―中江ノ島をめぐるキリシタン信仰用具/黒島の教会堂建設の足跡―

【主催者から一言】

12の構成資産から成る「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は17世紀から19世紀にかけての2世紀以上にわたる日本の禁教期に潜伏キリシタンがひそかに振興を継承する中で育んだ独特の宗教的伝統を物語る物証として、平成30年(2018)年7月に世界文化遺産に登録されました。本展では、その内の「平戸の聖地と集落」(春日集落と安満岳)・(中江ノ島)と「黒島の集落」の3つの構成資産に関する資料を中心に紹介します。

平戸市の中江ノ島はキリシタンの処刑が行われた場所で春日集落や生月島のキリシタンにとって、聖水を採取する「お水取り」の儀式に関連するものを中心とした生月島の信仰用具を展示します。

佐世保市の「黒島の集落」は平戸藩の牧場跡の再開発地に開拓移住することによって、既存の集落と共存しつつキリシタン振興の共同体を維持した集落です。本展では、島全体が世界文化遺産となった黒島の歴史と文化、そしてキリシタンが19世紀にカトリックに合流したのちに建設した教会堂を中心に紹介します。

会期
2月21日(金)〜3月6日(木)
2月25日(火)、3月4日(火) 休館日
時間
10時〜18時(入館は17時30分まで)
会場
3階展示室
入場料

無料

主催
長崎県「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」保存活用推進事業
共催
佐世保市教育委員会
協力
佐世保市博物館島瀬美術センター

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