生誕120周年記念 ダリ展
―版画と立体でたどるシュルレアリスム―
左:《シュルレアリスム的時間の目》(『シュルレアリスムの思い出』より)1971年
右:《蝶に囲まれたダリのシュルレアリスム的肖像》(『シュルレアリスムの思い出』より)1971年
©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR Tokyo, 2024 E5651
20世紀のスペインが生んだ偉大にして最も物議を醸した画家ダリの版画展を初開催いたします。
サルバドール・ダリ(1904-1989)の才能は実に幅広く、油彩画制作にとどまらず、版画、彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝石デザイン、広告デザイン、映画、そして文筆にまで及んでいます。彼は、奇抜な行動とスキャンダラスな話題で人々の注目を集め、独特な口ひげをはじめ、さまざまなパフォーマンスを芸術の名において実践しました。生誕120周年となった今年、ダリの芸術に改めて向かいあうときが到来したといえるでしょう。
数ある作品の中でも版画に対するダリの愛好と造詣は深く、生涯に1,600点以上もの作品を残しています。佐世保初の本展は、215点の版画作品に彫刻6点、さらに特別出品として写真作品アルトマン作《ダリの髯》1点、作品集『愛の三部作』、『哲学者の錬金術師』を加えた234点を選びました。作品に発揮されたダリの圧倒的な素描力と鋭い洞察力をご堪能いただくとともに、版画がダリにとって才能を存分に注ぐに重要な分野であったことを検証する特別展です。
会期・開館時間
2024(令和6)年10月26日(土)~12月26日(木)
※休館なし10:00~18:00(入館は17:30まで)
サルバドール・ダリ(1904年6月15日 – 1989年1月2日)
1989年1月に84歳でその生涯を閉じたダリは、1904年、スペインの カタルーニャの地中海に面した小さな町フィゲラスの裕福な家庭に生まれました。幼いころから絵に驚くべき才能をみせ、マドリードの美術学校に学んだ後、パリに出てピカソ、ミロ、ブルトンらと出会い、シュルレアリスムの運動に加わります。やがて既定の固定観念から脱却することで二重イメージや多重イメージなど独自の作風を生みだしました。
イベント(予定)
・10月26日(土)14:00~
ワークショップ「オリジナル缶バッジをつくろう!」
・10月27日(日)11:00~
スペイン・トークとスペイン料理「トルティージャ」付きダリ仮装パーティー(出演:坂上次郎、安田恭子)
・11月2日(土)14:00~
ワークショップ「チョウの版画をつくろう!」(講師:山本早苗)
・11月3日(日)14:00~
ギター・コンサート(出演:上野裕介)
・11月4日(月・振休)14:00~
フラメンコ・ショー(出演:円能寺朋子、藤田敦子ほか)
・11月24日(日)14:00~
プレミアム・ギャラリートーク(出演:長崎県美術館学芸員 稲葉友汰)
・毎週土曜日、日曜日14:00~
ギャラリートーク(他イベント時はなし)当館学芸員による作品解説
- 会期
- 10月26日(土)〜12月26日(木)休館日なし
- 時間
- 10時〜18時(入館は17時30分まで)
- 会場
- 4階展示室、3階展示室、2階展示室
- 入場料
一般(高校生以上)1,200円(1,400円) 子ども1,000円(1,200円) ( )は当日券
小学生以下と障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料
- チケット
●前売券販売中~10月25日(金)まで
取り扱い場所
チケットぴあ Pコード:687-079
ローチケ Lコード:84696
イープラス https://eplus.jp
●9月18日(水)販売開始~10月25日(金)まで
佐世保市博物館島瀬美術センター、アルカスSASEBO、佐世保市民文化ホール
●当日券販売 10月26日(土)~
取り扱い場所
チケットぴあ Pコード:687-079
ローチケ Lコード:84696
イープラス https://eplus.jp
佐世保市博物館島瀬美術センター、アルカスSASEBO、佐世保市民文化ホール