「図録とは展覧会の小宇宙である」と言ったのは私ことRです。図録はミュージアム・ショップの一番いいところに鎮座し、見るからにお高い紙の装丁の重厚感とその立派なお値段に威圧される方も多いでしょう。しかしながら、この図録というものは、大変奥深いものなのです。まず、そのカラー写真の美しさ。図録に載っているカラー写真はいかに忠実に本物の絵画の色を紙の上で再現するかに心力を注がれています。さらに、作品の写真とともに、研究者による注釈や解説文が添えられています。図録を開くと、家に居ながら目の前でギャラリートークが展開されているかのような贅沢さが味わえます。作品の順番や並びも考え抜かれていて、それはまるで展覧会そのもののよう。図録とは展覧会そのものを閉じ込めた小宇宙なのです。お高く感じる立派なお値段ですが、実費換算するとたいへんお買い得な価格設定になっているのはあまり知られていない事実かもしれません。図録との出会いは一期一会。買いそびれて悔いのないようお買い求めはお早めに♪
Rの図録コレクション!(ほんの一部です)
Rの書斎の棚は図録でいっぱい。図録はお家のインテリアにも一役かってます♪