本日11月25日(月・祝)14時より、安田館長によるギャラリートークを開催いたしました。
館長は、佐世保の古代から昭和に至るまで、多彩な資料について約1時間にわたり解説。今日のトークでは、壱岐市教育委員会より借用したマンモスの骨を取りあげ、氷河期の旧石器時代には日本列島が大陸とほぼ地続きで、大型動物が生息していたことを紹介。また、松浦史料博物館所蔵《伊能図》に描かれた佐世保周辺の様子、宇都宮美術館より借用したジョルジュ・ビゴーによる《釣りの勝負》《長崎事件》《社交界に出入りする紳士淑女》などの風刺画についても丁寧に解説しました。
さらに、アメリカ人コレクター・デイヴィット氏より借用した佐世保海兵団の帽子や海軍購買所のお弁当箱、長野県・無言館所蔵の2点の油彩画が佐世保海兵団に所属していた戦没画学生によるものであること、そして、九州労働金庫所蔵の吉田輝彦《8.9》、白井晟一建築研究所所蔵《原爆堂スケッチ》、長崎原爆資料館所蔵の被爆資料、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の被爆体験映像などについても紹介しました。
今回は特別に、参加者限定で、展示ケースの鍵を開け、『教育勅語絵解』や『大東亜戦史レコード』の資料を間近でご覧いただく貴重な機会を設けました。ご参加の皆さまにとって、忘れがたい体験となったことと思います。
安田館長によるギャラリートークは、11月29日(土)14時、11月30日(日)11時の残り2回となりました。
「させぼピース展-海からたどる、時の旅」は 11月30日(日)まで、あと6日 で閉幕となります。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。






