みなさま、こんにちは!今日はお足元が悪いなか、たくさんのお客様がご来館されました。目的はもちろん「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”。松浦史料博物館の岡山芳治館長がしまびでギャラリートークをされるのは初めてのことです。会場には、時間前からスタンバイされるお客様もいらっしゃって、「14:00となりましたのでギャラリートークを始めます」の一声に、瞬時に展示室入口に集合されました。岡山館長は、例えば「沿岸を歩いて計測し、2週間あまりでこの伊能図を完成させました」「江戸時代、早岐や針尾など佐世保近辺に13万人もいたことがわかっています」「フェルメールの描いたオランダ絵画にも登場するような地球儀です」など、歴史が苦手な方でも親しみやすい話題で、具体例をあげてわかりやすい説明をされていました。オランダ人に平戸の女性を紹介するブローカー?!がいたことには鳥肌がたちました。本展では、松浦史料博物館の30,000点にのぼる収蔵資料から、佐世保の歴史をひもとく貴重な資料をご紹介しています。これまで、単品での貸し出しはされていたものの、展覧会としてこれほど多くの資料をまとめて外部に出すのは初めてだそうです。この機会にぜひご来館ください。ギャラリートークは、4月2日(土)、9日(土)、17日(日)も開催します。次回は当館学芸員の山内勇輝松浦史料博物館の久家孝史学芸員が担当します※1。時間はいずれも14:00から。みなさまのご来館をお待ちしています。
補足(2022年3月30日(水)更新)
※1 都合により、4月2日(土)に行うギャラリートーク解説者を変更します。ご了承ください。
旧:佐世保市博物館島瀬美術センター学芸員 山内勇輝
新:松浦史料博物館学芸員 久家孝史