11月5日(土) 「しまび学芸員によるギャラリートーク」、ワークショップ「土から絵の具を作って絵を描こう!」を行いました。
まず、11時に館長の安田がギャラリートークを行いました。平山郁夫氏が15歳の時に広島陸軍兵器支廠で被爆した体験。大伯父で彫金家の清水南山(1875-1948)から美術の才能を見出され、東京美術学校(現・東京藝術大学)への進学を薦められたお話。被爆後の後遺症に苦しむ中《仏教伝来》(1959年制作)を出品したことで、画家としての転機が訪れたことなどさまざまな解説を行いました。
14時からは廣藤良樹先生によるワークショップ「土から絵の具を作って絵を描こう!」を開催しました。参加者は91歳から幼児まで幅広くお楽しみいただきました。「平山郁夫展」で日本画について学んだあと、絵の具作りをしました。まず、烏帽子岳などで採取した土をふるいにかけ、瓶に入れ、水と一緒にシェイク。上澄みを捨て泥に水と膠を混ぜてできた絵の具で素敵な作品が仕上がりました。水や膠の量で変化のある作品になることなども教えていただきました。参加者はみなさん積極的で、先生も楽しんでされていました。その後、できあがった絵の具を使い、個性あふれる絵が次々と出来上がりました。
「平山郁夫展」は12月25日(日)18時まで開催です。今後も関連イベントを開催しますのでお見逃しなく!