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しまび日記

【描いた!描いた!ベロ藍で描いた!】ワークショップで浮世絵の青を再現して絵を描きました。

11月29日(日)、佐世保市少年科学館(星きらり)から、すえじゅん先生こと、末吉 純先生をお迎えして、ワークショップを開催しました。

このワークショップは、浮世絵の巨匠たちが愛した美しい青、通称「ベロ藍」を再現して和紙に絵を描くワークショップです。

ベロ藍はベルリンで偶然、開発され、出島より江戸に伝わった化学顔料です。

まずは、すえじゅん先生が解説を交えながら、実験の手順のお手本を見せてくださいました。

参加者のみなさんは、普段使わない実験器具に戸惑いがらも、真剣な面持ちで化学薬品を慎重に調合していました。実験のクライマックス、硫酸第一鉄の溶液とヘキサシアノ鉄()酸カリウムの溶液を混ぜる工程では、まじりあう瞬間から鮮やかな青が生まれ、参加者の間からは思わず「おおっ!」という感嘆の声が上がりました。

できあがったベロ藍で絵を描く時間では、しっかり下描きを家で準備して持参されていた参加者がいて、このワークショップをとても楽しみにしていたんだ!とおっしゃっていたのが印象的でした。

力作、大作が次々と出来上がり、お互いの作品を披露しあう場面もあり、最後には参加者同士で浮世絵の巨匠たちが感じた感動を分かちあうことができた有意義なワークショップとなりました。