今日の“しまび日記”は、初の中学生によるリポートです。職場体験のため来館している4人が、学芸員によるギャラリートークを取材、撮影し、しまびホームページに投稿するという体験を行ないました。以下、4人のリポートをお届けします。
学芸員によるギャラリートークが開かれました。
4階で北斎についての説明がされていました。北斎は一生で約三万点の絵をかき、その絵で海外の画家ゴッホなども虜にしたそうです。三万点の絵を描いたということからわかる通り北斎は、とても絵が好きで、誰よりも真剣に絵を描いたから世界を虜にしました。
北斎の一瞬を切り取る能力や絵と文を関連づけて話すこと等とても良い勉強になりました。
(愛宕中学校 2年 小泊千騎)
今日は、島瀬美術センターで葛飾北斎のギャラリートークが行われました。
3階では、肉筆画の解説や北斎漫画の説明が行われました。北斎が描いた肉筆画の「ほうき星」という作品の説明があり、中国の役人が驚いている様子を描いていると説明がありました。また、肉筆画は本人が描いていて、作者の想いが沢山詰まっている世界で1つしかないものだと説明もありました。それらを通して北斎の絵について更に興味がわきました。
(愛宕中学校 2年 熊谷優里)
今日は島瀬美術センターで北斎展のギャラリートークが行なわれました。お客様の様子では興味深い感じで話を聞いていました。
2階では、フランス人のアンリ・リヴィエールが800点もの浮世絵を作っていて、主にエッフェル塔を中心に描いていたという解説がありました。アンリ・リヴィエールは北斎を尊敬していて北斎が使っていたような”らっかん”を作ってもらっていたという解説もありました。
(愛宕中学校 2年 桂木莉茉)
今日は大神学芸員による「北斎展」のギャラリートークが行なわれました。
北斎が絵に施した工夫や絵の細かい背景を大神学芸員が解説すると、その場でお話を聞いていたお客様も興味津々に絵を鑑賞されていました。その中でも特に多くの人の目を引ていたのが「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」です。波の動きやしぶいた水の描写が圧巻で、他の絵では見られないような躍動感に溢れた描き方が北斎の絵の良さであると、今日のギャラリートークを通して学びました。
(愛宕中学校 2年 田波多薫子)
以上、職場体験で来館中の中学生4人による「北斎展」リポートでした。
次のイベントは、11月3日(金・祝)14:00からの「聴くぞ!聴くぞ!琴とコントラバスの不思議なハーモニーを聴くぞ!ふれんずWA!によるミュージアム・コンサート」です。響き豊かな琴とコントラバス、和と洋の楽器が意外な組み合わせで織りなすアンサンブルをお楽しみください。また、11月4日(土)11:00からは山内学芸員によるギャラリートークも予定しています。。約1時間の予定で「北斎展」見どころについて解説します。いずれも、「北斎展」入場券をお持ちの方は参加無料です。どうぞご来館ください。