「北斎展」閉幕まで残すところ、あと2週間となりました!
11月17日(金)14時、18日(土)の11時と14時の2日間、安田館長は館内を駆けまわりました。
17日(金)は、安田館長が初めて館内のカフェコーナーに入り、「安田館長と北斎を語ろう in cafe jilbe」を開催、お客様と北斎について語りあいました。館長は、お客様からオーダーをとり、コーヒーをご提供。北斎の《凱風快晴》(通称 赤富士)の浮世絵をご覧になったお客様から「別の日本画家の赤富士」を持っているといったお話が出て、展開していきました。次に、別のお客様とは、江戸時代の性事情について盛りあがっていました。「北斎展」4階展示室には春朗(北斎の習作期の画号)時代の美人画を展示、また、3階展示室には、肉筆画《おいらん道中図》を展示しています。江戸時代、将軍の世継ぎとなる男子を絶やさないよう大奥には3,000人もの女性がいたとも言われていますが、今では少子化で危機的状況になっているという現代の日本が抱えている課題にまで話が及んでいきました。カフェでたっぷりお話されたあと、「北斎展」に入場された方もいらっしゃいました。みなさま、北斎が生きた江戸時代を館長の話からイメージできたことと思います。「また企画してほしい!」とのお声をちょうだいしましたので、もしかしたら再企画するかも知れません。
また、18日(土)の11時と14時には「北斎展」のギャラリートークを行ないました。4人の学芸員が火土日の11時と14時に開催している作品解説は各学芸員の個性あふれるトークをお楽しみいただいています。館長は「北斎展」をしまびで開催することになったきっかけ、館長専門のオランダ絵画や西洋絵画との違い、東海道五十三次の宿をバイクで巡った話、本展開催のために訪れた他館での「北斎展」の話など、自身の体験をもとに、作品を解説していきました。中には、11月12日(日)に実施した館長のギャラリートークに参加されて再び今日ご来館いただいたお客様や11時の回を聴かれて14時の回にもご来館くださったお客様もいらっしゃいました。アンケートには「話がとても面白かったのでまた来ました!」と記入されている方も(^^)/
館長のギャラリートークは12月2日(土)と最終日3日(日)11時と14時です。また、他の学芸員もそれぞれの専門を活かした作品解説を行ないますので、ぜひお越しください。
さて、話題盛りだくさんですが、もう一つ。本日11月18日(土)、10時から17時まで「ワークショップ 缶バッジを作ろう!」も実施しました。緊急企画でしたのでお客様はいらっしゃるだろうか…と心配でしたが、多くのファミリーが体験しました。みなさま、楽しく制作し、世界に一つだけのオリジナル缶バッジが仕上がりました(^^♪
cafe jilbeイベントやギャラリートーク、ワークショップにお越しいただいたみなさま、ご参加ありがとうございました。
本展は12月3日(日)までです。次のイベントは、
11月19日(日)11時、14時 学芸員によるギャラリートーク(山内勇輝)
11月21日(火)11時、14時 学芸員によるギャラリートーク(中野英行)
11月23日(木・祝)11時、14時「北斎と踊る!肉態表現家 戸松美 貴博の世界」(戸松美 貴博)
です。12月3日(日)の最終日までみなさまのお越しを職員一同お待ちしています。