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しまび日記

【実況生中継?!】山下南風美術館福田館長と佐世保市博物館島瀬美術センター安田館長がギャラリートークを行ないました!

7月21日(日)、その日は、山下南風美術館の福田隆一館長による「プレミアム・ギャラリートーク」の日でした。しかし、2日前にご連絡があり、体調不良のため、来館が叶わないと…。やむなく、ピンチヒッターとして当館の安田館長がギャラリートークを行なうことになりました!

まず最初に、福田館長体調不良のご報告のあと、入口を入ると目に飛び込んでくる出島の作品を解説。次に、山下南風の生涯について説明しました。少年時代、南風が過ごした料亭花月周辺のこと、そこから興味をもった着物の染めについて、16歳で京都に修行に行った話、そして日中戦争、大東亜戦争へ招集、大けがとマラニア罹患で帰国、南方で散った戦友を思い、“南風”という名前で制作するようになったと話しました。

次は、いよいよテーマ別の作品解説。「切り絵」の解説を始めようとしたところで、安田館長が「では中継を呼びたいと思います。福田館長~っ!」と電話をかけたのです。これには会場にいらっしゃった来場者もびっくり。福田館長は快方に向かっておられ、ほんとは今日マスクをしてしまびに行こうと思っていた!とずいぶん元気な様子。電話をスピーカーにして、お父様との思い出、作品の特徴について詳しく語りました。「ローケツ染」、長崎くんちコーナー、写真コーナー、「合羽版画」と安田館長との会話でギャラリートークが進行し、最後には、お客様の大きな拍手と笑顔があふれました。

ギャラリートークが終わってからも、お客様同士で語りあい、楽しいお時間を過ごしていただけたようです。中継でつなぐとは、ほんとにプレミアムなギャラリートークでした。福田館長の一日も早いご快復を願っています。「平和への祈りをこめて」山下南風展は9月1日(日)までの開催です。休館日なし!でみなさまのお越しをお待ちしています。

みなさま、ご来館ありがとうございました!