しまび日記展覧会

【急げ!】「第56回長崎県美術協会展」は6月29日(日)16時で閉幕ε=ε=ε=(っ・ω・)っ

「第56回長崎県美術協会展」は、いよいよ明日6月29日(日)16時で閉幕します。

昭和45年にスタートした本展も、今回で第56回を迎えました。この長い歴史を振り返ると、長崎県内の文化振興に対する協会の皆さまのご尽力のほどがうかがえます。

展覧会では、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真・デザインの7部門にわたり、合計459点もの作品が出展されています。佐世保会場では、県北地域の会員による作品を中心に展示されており、一つひとつが個性豊かな力作ばかりです。

戦後80年という節目の年にふさわしく、涙を浮かべた鳩をモチーフにした作品や、折り鶴を折るおばあさんを描いた作品など、“平和”をテーマにした作品も印象的でした。

初日の6月25日(水)に開催された開場式から、あっという間の5日間。まだご覧になっていない方は、ぜひこの機会に足をお運びください。入場無料です。

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【ホッとタイム♪】ミュージアム・コンサートを開催しました!

昨日、6月21日(土)、ミュージアム・コンサート「ヴィオラでホットタイム」を開催しました。
本イベントは、「田尻杜門 版画展-名もなき犬達-」の関連企画として行われた、アニマルライブ応援チャリティーコンサートです。

田尻さんは北九州市在住で、会期中は毎日、電車で「しまび」に通い、お客様に、丁寧に作品の解説をしてくださいました。展覧会をなぜ「しまび」で開こうと思われたのか伺ったところ、「佐賀の方から『展覧会をするなら、しまびがいい!』と勧められたんです」と笑顔でお話くださいました。ホテルに泊まるよりも楽で、電車の旅も楽しんでおられる様子。作品への熱意と行動力に、感謝の気持ちでいっぱいです。

展覧会を開催したいと強く思われた理由は、「殺処分される犬たちの現状を多くの人に知ってもらいたい」という願いからでした。
実際、長崎県は犬の殺処分数で全国2位(2023年環境省データ)にあたり、年間249頭が命を落としています。

展示室には、ブル・テリアなどの犬を描いたモノクロ版画がずらりと並びます。田尻さんは、あばら骨が浮き出るほどやせ細ったブル・テリアを見かけ、保護したことがきっかけでこの活動を始められたそうです。子犬の頃は可愛がられていても、大きくなると飼えなくなり、捨てられてしまうケースも多いといいます。そんな現状を受け止め、彼は、犬たちのさまざまな表情を版画で表現し、「殺処分ゼロ」を目指して活動を続けています。

今回のミュージアム・コンサートでは、特定非営利活動法人アニマルライブ代表の岩﨑ひろみさんが登場。演奏は、響ホール室内合奏団の今村順子さん(ヴィオラ)と伊勢谷佳良子さん(ピアノ)によるデュオで、「埴生の宿」など“命”をテーマにした楽曲が披露されました。コンサート終了後は、チャリティーグッズがテーブルに並べられ、多くのお客様が募金箱に気持ちを寄せてくださいました。

ペットは古くから人間にとって大切な存在です。人間の都合で尊い命が失われないように、最期まで責任を持って飼うという意識が、より広がっていくことを願っています。

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【アメリカの学校が、しまびで展覧会!】「E.J.KING中学高校ART SHOW」は明後日5月10日(土)までです(^^)/

米海軍佐世保基地の中高生が、学校の授業で制作した作品を紹介しています。今日はミュージアム・コンサートも開催されました。
今年の展覧会の見どころは、東京で開催された「創造的表現の祭典」に出品された作品を展示していることです。
アメリカでは、個性を尊重する教育が重視され、自由な表現を奨励するため、子どもたちの作品は、独創的な色づかいや大胆な構図が印象的です。自然景観的に、アメリカの乾いた大地や広い空、強い日差しといった環境が影響し、より強い色が印象に残りやすいのかも知れません。
いずれにせよ、子どもたちの作品から、歴史や文化、環境が異なるアメリカをぜひ感じてみてください!
E.J.King中学高校ART SHOW」は明後日5月10日(土)17:00までです。
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【夢に向かって!】上野裕介 ギターコンサート〜中島博製作ギターを弾く〜も大盛況!!

本日4月27日(日)14時より、約1時間にわたり、「上野裕介 ギターコンサート〜中島博製作ギターを弾く〜」を盛況のうちに開催いたしました。
上野裕介氏による卓越した演奏に加え、中島博氏製作の第1号から第4号までのギターについての詳細な解説と、それぞれの楽器の音色を比較する弾き比べが行われました。
情景が目に浮かぶ演奏とともに、クラシックギターにまつわる貴重なエピソードも紹介され、ご来場のみなさまには、深い感動と温かい笑顔とともに、中島氏の製作技術の粋を存分にご堪能いただきました。
ご来場賜りましたみなさまに、心より御礼申し上げます。
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【しまび初!】Koga Naoki ミュージアム・ライブ、大盛況!!

🎤 Koga Naoki ミュージアム・ライブ、大盛況!
佐世保出身、東京を拠点に活躍中のシンガーソングライター、古賀直樹さんが、初のミュージアム・ライブ「Koga Naoki 弾き語りミニコンサート」を開催しました!
ただいま1階フリースペースにて開催中の「夢に向かっての物づくり展」(主催:中島博さん、4月28日(月)17時まで開催)の関連イベントです。

神奈川県鎌倉市在住、元DEENドラマー・宇津本直紀さんが運営する音楽会社に所属する古賀さん。年間100本以上のライブをこなす「静かに燃える男」が、佐世保への想いをアコースティックギターに乗せ、熱く、やさしく歌いあげました。

涙を誘う「ばぁちゃんの子守唄」、郷土愛にあふれた「九十九島の夕景 旅立ち〜佐世保〜」など、心に響く全10曲。会場は、あたたかい感動の空気に包まれました。

🌟明日のイベントのお知らせ
4月27日(日)14時からは「上野裕介 ギターコンサート 中島博製作ギターを弾く」を行います!
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【音楽ファンが集結!】P-BA Duoによるミュージアム・コンサートが行われました。

音楽ファンが集まりました!本日、14:00から「佐世保の歌に歴史あり〜美しき天然&佐世保の歌〜」関連イベントとして、P-BA Duoによるミュージアム・コンサートが行われました。月の砂漠、G線上のアリアなど、耳馴染みの曲を披露。お客様はもちろん、P-BA Duoのお二人も、しまびでの心地よい響きを満喫されたようです。
明日以降もミュージアム・コンサートを開催します。いずれも14:00から1時間程度です。
3月7日(金)千和&TOMOMI
3月8日(土)ウクレレ・フレンズ・クラブ
また、11:00からは毎日、蓄音機での懐かしいレコード鑑賞会、そしてCD鑑賞会が行われます。この機会にぜひ足をお運びください。
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【雨でも賑やか☂】「聖水と教会堂展」最後のギャラリートークでした。

「聖水と教会堂展ー中江ノ島をめぐるキリシタン信仰用具/黒島の教会堂建設の足跡ー」最後のギャラリートークを実施しました。
 作品解説を行なうのは、キリシタン関連遺産を世界文化遺産登録に導いた長崎県学芸文化課の川口洋平氏と、すっかりお馴染みになった本展担当の伊藤晴子学芸員です。多くのお客様が参加され、お二人の解説に耳を傾けていました。
 一番バッターの川口補佐の解説は、地図パネルから入りました。1644年に最後の宣教師がいなくなってから、民衆レベルで“潜伏”しながらの信仰になったことを説明。そして、中江ノ島のキリシタン信仰用具のコーナーでは、調査によりお水瓶に“肥前産の色絵瓶”(1655年から1670年代までの17世紀中頃)が使用されていたこと、さらには、掛軸に描かれた二人の人物が、洗礼者ヨハネと洗礼を受けるイエスであること、御神体の下に敷いたりする布にインド更紗の影響を受けた和更紗が使われていることなど、貴重なお話をしてくださいました。
 次に、伊藤学芸員の解説は、全体的な本展の概観と黒島の教会堂建設の足跡についてです。平戸藩の再開発地に移住したキリシタンは、既存集落と“共存”していたこと、外国宣教会の神父は覚悟をもって派遣されてきたこと、マルマン神父の『聖教初学要理』はプティジャン神父のそれを踏襲して作成されたこと、黒島教会堂の尖塔十字架が強風により取り替えられたことなど、興味深いお話でした。
 展覧会は、2025年3月6日(木)までです。みなさまのご来館をお待ちしています。火曜日は休館日です。
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【三連休を満喫2!】子どもたちによるミュージアム・コンサートを実施しました。

しまびに児童センターがやってくる~佐世保っ子のあそび場「児童センター」展ミュージアム・コンサートを開催しました。
 本展は、昨年度から2年連続しまびにて開催しているもので、佐世保市内の児童センターを紹介するパネルや写真の展示、活動の中で制作した児童作品の展示、来場者を対象に工作や音楽遊びなどを行なっています。
 ミュージアム・コンサートでは、まず、黒髪児童センターの8人が金ラメで登場。マツケンサンバで会場をわかせました*\(^o^)/**\(^o^)/*
 続いて、6人の“カップスタック”によるボディパーカッション。リズミカルでスピード感があり、よく覚えたな~と感心です。メンバーの元気な呼びかけで、お客様も体を打楽器に見立て、おおいに盛りあがりました。
 次に、早岐児童センターの“ハイキッズ”の演奏です。バンド名が素敵ですね(*゚∀゚*)
 小学2年生と6年生、サポーターとして佐世保北中2年生が加わり、6人編成です。ドラム、ベース、ギター、キーボード、ピアノで、日ごろの成果を披露しました。会場からの手拍子で、一体感あふれるミュージアム・コンサートとなりました。
 展覧会は本日で閉幕となりました。来年もお楽しみに(^^♪
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【三連休を満喫!】「聖水と教会堂展」ギャラリートークを開催しました。

「聖水と教会堂展―中江ノ島をめぐるキリシタン信仰用具/黒島の教会堂建設の足跡―」ギャラリートークを開催しました。
 毎回、違う担当者が解説するため、リピーターのお客様が多く来館されていました。中には「皆勤賞を狙います」とおっしゃる方も!嬉しい限りです。
 今日の解説は、長崎県文化振興・世界遺産課の伊藤学芸員、佐世保市教育委員会文化財課の中原学芸員ペア。お二人とも、現場で培った体験から話すので、かなり説得力がありました。質問やメモをとる熱心なお客様、写真を撮るお客様もいらっしゃいました。
 展覧会では、まず、伊藤学芸員から、中江ノ島のキリシタン信仰用具について説明がありました。ずらりと並ぶ“お水瓶”には、さまざまな文様があります。この聖水を入れておく“お水瓶”のひとつに、鳳凰文のイマリ(17世紀、ヨーロッパに輸出された貿易陶磁)がありました。ショーケースには、祭壇用具に使用された布が展示されています。やわらかな色調の黄色の布で、これは更紗です。本展開催の伴う調査により判明した発見です。
 また、中原学芸員の黒島の教会堂建設の足跡で話があった、黒島天主堂の天井板の木目模様が手描きだったことも驚きでした。トロンプ・ルイユ(騙し絵技法)は、古くは17世紀のイタリアやオランダの教会、宮殿の天井画に描かれていました。神や天使、花や植物を描くことで、神聖な空間や華やかな雰囲気が天井に広がります。黒崎天主堂の板目も、高級感のある天井に見えたことでしょう。貝殻が混入した赤土のレンガも展示されています。建設に携わった当時の人々の篤い信仰心と当時の建設方法を守りつつ保存修復を手掛けた耐震工事の様子を知ることができます。
 本展は、3月6日(木)までの開催です。次回ギャラリートークは、
3月1日(土)14:00〜中園館長(平戸市生月博物館・島の館)、伊藤学芸員(長崎県)
3月2日(日)14:00~川口補佐(長崎県教育委員会)、伊藤学芸員(長崎県)
です。この機会にぜひお立ち寄りください。
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【「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」保存活用推進事業】「聖水と教会堂展―中江ノ島をめぐる信仰用具/黒島の教会堂建設の足跡―」開幕式及び内覧会を行ないました。

令和6年度「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」保存活用推進事業「聖水と教会堂展―中江ノ島をめぐる信仰用具/黒島の教会堂建設の足跡―」開会式及び内覧会を行ないました。
 本展は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」保存活用実行委員会の主催、佐世保市教育委員会の共催によるものです。明日、2月21日(金)から3月6日(木)まで開催します。
 開会式では、長崎県文化国際部の加藤次長と佐世保市教育委員会の陣内教育長によるご挨拶、出席者の紹介のあと、平戸市生月町博物館・島の館の中園館長、佐世保市教育委員会の中原学芸員による作品解説がありました。
 展覧会では、重要有形民俗文化財に指定されることになった「長崎のかくれキリシタン信仰用具」である「お水取り」の儀式など聖水に関連するものを中心とした生月島の信仰用具や、島全体が世界文化遺産となった黒島の歴史と文化、そしてキリシタンが19世紀にカトリックに復帰・合流したのちに建設した教会堂を中心に紹介します。
  1865年の「信徒発見」以降、パリ外国宣教会は潜伏キリシタンの組織を、生月島は“有効”、黒島は“無効”としました。それは、神父が不在のなかで、約250年もの間、守り伝えてきた洗礼(お授け)が有効なのか否かを式文(ラテン語)の確認をした結果でした。これにより、両者は、異なる道を歩みます。生月島では、ほどんどの人が先祖伝来の信仰を守ることを選び、黒島ではキリシタン全員がカトリックへの道を選んだのです。本展では、それぞれの信仰のかたちを知ることができます。
 会期中、ギャラリートークを2月22日(土)、23日(日)、24日(月・祝)、3月1日(土)、2日(日)に実施しますので、この貴重な機会にぜひご来館ください。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産公式サイト