佐世保市博物館島瀬美術センターで実習中の渡邊楽々(わたなべらら)です。
本日、22日(日/祝)「日本刀展~守るための道具~」イベントの一つとして11時からと14時からの2回、刀研師の湯淺健吾さん・西村直真刀匠をお招きし「真剣を持ってみよう!」という日本刀鑑賞会を行ないました。
まず初めに、湯淺さんから鑑賞にあたっての注意点、そして鑑賞方法を学んだ後、実際に体験イベントへと移りました。
イベントにはたくさんの方が集まっており、子ども連れのご家族も多かったことから、子どもから大人まで様々な世代の方が実際に日本刀を持ち鑑賞していました。
普段は触ること・近くで見ることができない日本刀を目の前に、待っているときからワクワクした表情で目を輝かせている方や、鑑賞後に「かっこよかった!」「緊張した!」といった声を聞き、とても貴重な体験になったのではないかと思います。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
引き続き佐世保市博物館島瀬美術センターでは、日本刀に関するイベントをご用意しておりますので、ぜひご参加ください♪







東京学芸大学の辻本大智(つじもとだいち)と申します。学芸員資格取得のために9月18日(水)より7日間、佐世保市博物館島瀬美術センターで博物館実習を行っています。
本日9月21日(土)11時から12時までの1時間、刀匠の木村兼光さん、小宮國天さんをお招きし、ギャラリートークを行ないました。
ギャラリートークとして、日本刀の作り方を道具や日本刀の途中経過の状態を見せながら解説いただきました。また、「日本刀展」に展示されている日本刀についてもお話をしていただき、途中、西村直真刀匠を巻き込む形でギャラリートークが白熱していました。
今回お話しくださった刀匠の方々が作られた刀も展示されており、興味津々なお客様から刀について幾度となく質問が飛び交い、その回答から普段聞くことのできない刀匠の仕事ぶりや苦労など、知られざる一面を覗くことができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
「ながさきピース文化祭2025プレイベント 日本刀展~守るための道具~」は、本日9月21日(土)から9月29日(日)まで開催しています。さまざまなイベントを実施していますので、どうぞご来館ください。







京都外国語大学の渡邊楽々(わたなべらら)と申します。私は、学芸員資格取得のために学んでおり、授業の一環として9月18日(水)から7日間、佐世保市博物館島瀬美術センターで博物館実習を行なっております。
本日より当館では「日本刀展~守るための道具~」を開催しており、最初のイベントとして、小宮國天刀匠・木村兼光刀匠をお招きし、ギャラリートークを行ないました。
ギャラリートークでは主に、日本刀が成り立つまでの工程を実際使用されている道具を用いて説明して下さったり、実際に展示されている日本刀の解説などをして下さいました。トーク中の質問にも親身になって聞いてくださり、子供から大人までの幅広い世代にわかりやすい説明をして下さったのでとても楽しく学ぶことができました。
私自身、今回の実習で初めて日本刀に携わらせて頂いたのですが、長い年月と刀匠の魂を込めて作られた作品だからこそ、日本刀独自の魅力を引き出せているのだと感じました。
今後も、日本刀に関するトークイベントや実際に日本刀を持つことのできるイベントなどおもしろいイベントをたくさん用意しておりますので、ぜひご参加ください!






残照

真っ赤な空を背景に大きな丸い光が家の向こうに描いてあるこの絵。太陽だと思う人もいれば原爆の放射能だという人もいる。人によって見方、感じ方が違う絵。あなたは実際に見てどう思いますか?ぜひ実物を見に来てみてください。(by もち)
炭鉱舎

私がこの炭鉱舎の絵を選んだのは、炭鉱舎の木の質感が染め絵特有の温かみによってとても魅力的に描かれており、建物の立体感も色味を変えることによりはっきりして建物の美しさがより分かりやすくなっているところです。 古き良き長崎の景色を是非ともご覧になってください。(by T)
西浜町交差点

私はこの絵を見て、精密な版画の技術と日常をそのまま切り取ったような様子が表現できているのが心打たれました。まるで脈動するような生活感が版画として落とし込めており、当時の風景が透けるようにわかります。山が見える街並みは長崎らしい風景で立体感を表せていて、山下南風の魅力が詰まった見ごたえのある作品となっております。(by フジ)
職場体験中の佐世保中央高校生徒のもちと言います。
エレベーターの場所がわかりずらいという声がありましたので、1階ロビーのレイアウトを変え、エレベーターへの案内板が見やすくなりました!


椅子がアーチ状に並び、さらに利用しやすくなりました。
これからも来館者様に快適な空間をご提供いたします。他にも何かご意見がありましたら、ぜひ教えて下さい♪
職業体験中の佐世保中央高校の生徒Tです。館長からしまびの問題点はなにかという宿題が出て、ホームページの改善案を考えてみました。
展覧会の案内がホームでは文章だけで今何が開催されているかが伝わりにくく感じたので、流れてくる写真に展覧会のポスターが記載されていると良いなと思います。
館内にある喫茶店のページも以前のお店のままなので、今のお店の新しいページが出来るともっと足を運びやすくなって賑やかになると感じました。
人と出来事と自分の感性と
繋がる場所
現在職場体験学習でしまびで働いています佐世保中央高校のFと申します
島瀬美術センターのロビー入って右にあるカフェ
今回はこのカフェに取材してみて細かいところまでこだわっていることがわかりました

↑コーヒーを入れている様子
ここのコーヒーは豆にこだわるのはもちろんのこと
従業員ごとに様々な方法で願掛けをして提供する気持ちにまで
こだわる徹底的なところが窺えました。
実は、僕はコーヒーがあまり好きではないのですが
このカフェジルベのこだわりの多さに驚きました
まず一つ目のこだわりとしまして材料にあります。
ここのコーヒーのコーヒー豆は浅煎り・中煎り・深煎りの三つの段階があり
段階によってドリップするさいに細かい調整が必要となり、非常にこだわっていると思います
さらにコーヒーだけでなくカフェのフードの材料は体に優しく自然なおいしさを追求して無農薬の食材を厳選して
オーナーは畑を持っており自家栽培の食材をカフェのメニューに使っていて
このカフェ独自の雰囲気を大切としています
次に心をこめてドリップすることです
従業員は入れる際に気持ちも込めており、お客さんに美味しいコーヒーを提供するという
意気込みを感じられます。
カフェのオーナー
坂上次郎

次にオーナーの坂上次郎さんにカフェについてお話を伺ってみました
カフェを始めた経緯
坂上さんはしまびでカフェを始める前は、フランスにて美容師とカフェを掛持ちして働いていました。
ある時、島瀬美術センターのカフェの応募のお話を頂き、そこに応募してカフェを開設するにいたりました。
坂上さんのカフェの目指すところは「健全な利益と経済の循環」と言っています。
単純に利益を求めるだけでなく環境や自然に配慮して利益を出すということにこだわり、材料調達も全体的に考えて仕入れているとのこと。
坂上さんはカフェの雰囲気づくりに対しては、型にとらわれないことをモットーとしており、従業員や客のニーズを取り入れた上でこういったカフェの形にたどり着いたそうです。
コーヒーをドリップする際にも気持ちを込めており左回転でコーヒーを入れているそうです。
その理由は左回転することで宇宙的な力を込められており、気持ちの願掛けとして取り入れているそうです。
坂上さんのこだわりは、インテリアにおよびます。
人が美しいと感じる黄金比(1.617)を参考に配置された装飾や机、そして壁など
細部にまで自身でデザインされたそうです。
このカフェはコーヒーが苦手な人にも飲めるようにミルクや砂糖を入れており
アップルジュースやトマトジュースといったドリンクやチーズケーキと言ったお子様にも楽しめるメニューがあります。
大人から子どもまで楽しんでいただける素敵なカフェだと思いました。皆様もぜひご利用ください。


8月17日(土)、「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連イベント、「長崎居留地合唱団50名による大合唱」が行われました。ソプラノ歌手、原さとみ先生率いる長崎居留地男声合唱団と長崎居留地女声合唱団オルテンシアのみなさまは、展覧会会場で安田館長による作品解説をお聴きになり、居留地を描いた山下南風の世界に触れておられました。
そしていよいよ「長崎居留地合唱団50名による大合唱」です。しまび初の50名規模の大合唱の始まりです。50名による大合唱は力強く、吹き抜けの空間に響きわたりました。佐世保の「西海讃歌」に負けないようにと作られた混声四部合唱 管弦組曲「長崎居留地讃歌」も披露されました。しかも、会場には、この曲を手掛けられた作編曲家の小松真理さんが!!!小松さんが見つめるなか、みなさま、ほんとうに歌が大好き!という幸せそうなお顔で歌っておられました。原さとみ先生からは、7月14日(日)のミュージアム・コンサートでマダム・バタフライをしていただいた時もそうでしたが、今回も「とても音の響きがよかった」との感想をいただきました。
みなさまは、当日13時からアルカスSASEBOで行なわれた「アルカス九十九島音楽祭2024」に出演されるとのことでした。いいリハーサルになりましたね!本日は、お暑い中ご来館いただきまして誠にありがとうございましたm(__)m







8月12日(月・振休)11時から、「レターパック裁判~勇者の証~展」関連事業として高梨由美監督によるトークイベントが行なわれました。
冒頭、主催者からの挨拶のあと、高梨監督が登壇。九州は長崎以外すべて上映会を実施し、ここ長崎は初めての開催であること、原爆を落とされた長崎、米軍が駐留する佐世保で開催されることは意義深いと涙ぐまれていました。
今回のトークショーでは、映画を作った経緯や日本初となった本展の内容などについて、お話されました。お話を聴き、展示物の意味と映画に込められた思いを知り、何かを強制してはいけないということ、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種の賛否に関する議論は次の段階に進んでいるということを考える機会となりました。
高梨監督、そして、ご来館いただいたお客様、ありがとうございました。




長崎国際大学の天雨佳子(あまうけいこ)と申します。私は、学芸員資格取得のために学んでおり、授業の一環として8月7日(水)から7日間、佐世保市博物館島瀬美術センターで博物館実習を行なっております。
本日、8月10日(土)14時から15時までの1時間、「ねこぺちゃ展」のワークショップを行ないました。
ワークショップとして、「ねこぺちゃ展」に来館されたお客様に鼻ぺちゃ犬や猫を折り紙で作った物を画用紙に貼り、色鉛筆やクーピーなどで装飾したパネルを制作しました。参加してくださった方の作品は、とてもかわいらしく、猫に対する愛が溢れており、とても素敵な作品が完成しました。
私自身、一昨年、博物館教育論の一環で「ねこ休み展」のワークショップを行なった経験がありますが、クループワークだったため、1人で行なったのは初めての経験でした。企画・準備・実施とすべて1人で行なうことに戸惑いがありましたが、ご参加くださった皆さんが温かく、やりたいことや困っていることを自分から伝えてくださり、お伝えするべきことが分かり、とても助けられました。また、私は折り紙で作った猫を貼った後、日常生活で生活している風景を描くだろうという予想のもと、お手本を制作していましたが、実際は、羽を描き、天使のようにするなど、デザイン的な背景を付けておられました。このアイデアは、私には考えつかないものだったので、子どもが考える世界は、大人が考えつかないような素晴らしいものが存在し、大人の固定概念に囚われたアイデアを押し付けてはいけず、子どもの自由な発想を取り入れることの大切さを学ぶことができました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。




