8月9日(木)14時から西海市にある音浴博物館の長田雅英キュレーターによるレコード・コンサートが行なわれました。「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連事業です。
本日8月9日(木)は長崎原爆の日です。そのため長田キュレーターには、音浴博物館のレコード・ジャケットの中から、平和や祈りに関する曲を中心に選曲いただきました。中でも「西海讃歌」と「長崎の鐘」をフルバージョンでお届けすることが今回の目玉。長田キュレーターは、「西海讃歌」の演奏後、涙ぐんでおられました。レコードならではのノイズと温かみのある音色に心惹かれました。長崎原爆の日に平和や祈りに関する曲を聴くことで、改めて“戦争と平和”について一考していただければ幸いです。
音浴博物館の長田キュレーター、そして、ご来館いただいたお客様、ありがとうございました。



本日の演目
「イマジン」ジョン・レノン
「この素晴らしき世界」ルイ・アームストロング
「東京ブギウギ」笠置シヅ子
「愛の賛歌」エディット・ピアフ
「サトウキビ畑」森山良子
「戦争を知らない子供たち」ジローズ
「合唱と管弦楽による『西海讃歌』~佐世保市民に捧ぐ~」原詩:藤浦洸 作曲:團伊玖磨 演奏:読売日本交響楽団 合唱:藤原合唱団、TV放送合唱団
「長崎の鐘」作詞:サトウハチロー 作曲:古関裕而 歌:藤山一郎
7月27日(土)14時から「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連イベント“宮崎のおび杉でできたハンドリングW-faceオルゴール・コンサート”を実施しました。出演者は、松永秋子氏、Seraphim(セラヒム)みなさまです。4名とも和服姿で登場、お客様も目をひきます。 松永秋子氏は冒頭、「数年前、このオルゴールに出あい、心が癒された。熊本の古川佐智子先生に習い、本格的に演奏活動を始めたのは今年から」と話されました。
松永氏が奏でるオルゴールの音色に来館者はゆったりと聴きいっていました。また、オルゴールをBGMに、Seraphimの中島真由美氏が絵本『へいわってすてきだね』の 朗読を行ないました。
全ての演奏が終わったあと、佐世保市博物館島瀬美術センターの安田館長が山下南風展のご案内をなさいました。また、お客様の中には、熱心に、ハンドリングW-faceオルゴールが鳴る仕組みを質問したり、実際に演奏体験する方もいて、夕方まで賑やかでした。
みなさま、本日はお暑い中ご来館いただきまして誠にありがとうございます。








7月21日(日)、その日は、山下南風美術館の福田隆一館長による「プレミアム・ギャラリートーク」の日でした。しかし、2日前にご連絡があり、体調不良のため、来館が叶わないと…。やむなく、ピンチヒッターとして当館の安田館長がギャラリートークを行なうことになりました!
まず最初に、福田館長体調不良のご報告のあと、入口を入ると目に飛び込んでくる出島の作品を解説。次に、山下南風の生涯について説明しました。少年時代、南風が過ごした料亭花月周辺のこと、そこから興味をもった着物の染めについて、16歳で京都に修行に行った話、そして日中戦争、大東亜戦争へ招集、大けがとマラニア罹患で帰国、南方で散った戦友を思い、“南風”という名前で制作するようになったと話しました。
次は、いよいよテーマ別の作品解説。「切り絵」の解説を始めようとしたところで、安田館長が「では中継を呼びたいと思います。福田館長~っ!」と電話をかけたのです。これには会場にいらっしゃった来場者もびっくり。福田館長は快方に向かっておられ、ほんとは今日マスクをしてしまびに行こうと思っていた!とずいぶん元気な様子。電話をスピーカーにして、お父様との思い出、作品の特徴について詳しく語りました。「ローケツ染」、長崎くんちコーナー、写真コーナー、「合羽版画」と安田館長との会話でギャラリートークが進行し、最後には、お客様の大きな拍手と笑顔があふれました。
ギャラリートークが終わってからも、お客様同士で語りあい、楽しいお時間を過ごしていただけたようです。中継でつなぐとは、ほんとにプレミアムなギャラリートークでした。福田館長の一日も早いご快復を願っています。「平和への祈りをこめて」山下南風展は9月1日(日)までの開催です。休館日なし!でみなさまのお越しをお待ちしています。
みなさま、ご来館ありがとうございました!




7月20日(土)と7月21日(日)、しまび1階ロビーに恐竜の頭が出現!!中2階ギャラリーで開催された「波佐見町歴史文化交流館プレ展覧会 恐竜まつり2024」に出品されたティラノサウルスの化石(レプリカ)です。

本展は、長崎恐竜まつり2024実行委員会が企画。開催にあたり、長崎キワニス事務局の水嶋英二氏から「波佐見町歴史文化交流館で7月24日(水)から9月23日(月・振休)まで行われる恐竜まつりのPRとして県北での告知力UPにつなげたい」と挨拶がありました。

1日目の7月20日(土)、12時から九州文化学園高等学校のみなさまによるブラスバンド演奏が行われました。“リーゼント先生”で知られる中村明夫先生の指揮のもと、若々しい響きで会場があふれました。

12時30分からは長崎市恐竜博物館の中谷大輔学芸員による「夏休み子ども相談室恐竜のどんな質問にも答えます」が実施されました。中谷学芸員は、長崎市恐竜博物館や恐竜についてモニターを使って詳しくお話されました。質問コーナーでは子どもたちの素朴な疑問に次々と即答。さすが恐竜博士でした!

13時30分からは、「恐竜ワークショップ 恐竜の脚のレプリカを組み立てよう!」、「陶器絵付けワークショップ」が行われました。陶器絵付けワークショップでは、波佐見町の西海陶器株式会社のスタッフが講師となり、転写されたデザインを水につけて台紙を外して器に貼りゴムベラなどで丁寧に空気を抜いていき、オリジナルのマグカップを作りました。



7月21日(日)には12時から、長崎国際大学のエイサーサークルによるエイサーパフォーマンスが行われました。エイサーとは沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く盆踊りのことです。エイサーサークルのみなさまの迫力のあるパフォーマンスに来場者は興味深々にご覧になっておられました。

ご来場のみなさま、長崎恐竜まつり2024実行委員会のみなさま、ありがとうございました!!
6月16日(日)14時から1階ロビーでSaxラスティさんをはじめBassの中瀬亨さん、Pfの丹生谷秋子さん、Flのブレヴィンズ 幸さん、Pfの奥永紀子さん5名によるミュージアム・コンサートが行なわれました。今回のミュージアム・コンサートは1階フリースペースで初開催の「第1回木友会作品展」の関連イベントです。木友会のみなさまは木や竹などでさまざまな作品を作っておられました。木友会のみなさまが作ったものの中には実際に遊ぶことを目的とした懐かしい独楽、ゴム鉄砲などや本格的な力作も展示をなされていました。
14時から演奏がはじまり、曲の途中でブレヴィンズ 幸さんは、木管楽器の説明や人と自然のあり方についてのトークを交えておられました。そして、ブレヴィンズ幸さんたちはクラシックからポップス、ジャズまで多彩な音色を演奏なされました。ブレヴィンズ幸さんたちの演奏に来館者のみなさまも熱心にお聴きになっておられました。
ラストのアンコールではSetsu Nakamuraさんが飛び入り参加され会場を大いに沸かせてました。ありがとうございました!
なお、木友会は佐世保市の大野地区コミュニティセンターで活動をしています。活動時間は第1,3木曜日9時~11時です。会員を募集中とのことですので、気になった方はこの機会に大野地区コミュニティセンターの木友会へぜひ足をお運びくださいませ!






本日5月18日は博物館の日です。1977年にモスクワで開催されたICOM(国際博物館会議)の第11回大会で、「国際博物館の日」を設ける決議が採択されました。第11回大会が5月18日から29日まで開催されたことから、5月18日を「国際博物館の日」としました。
全国のミュージアムでイベントが催されるなか、当館では、安田恭子館長が5階考古展示室で14時からギャラリートークを行ないました。館長は、まず、“石と石器の違い”を説明。人が道具として石器をつくりはじめたことからわかりやすく解説しました。次に、旧石器時代の氷河期、狩猟中心の生活を送っていた福井洞窟の話、黒曜石の使用により食生活が豊かになったことを伝えました。さらにはジオラマの前では、縄文時代、泉福寺洞窟(せんぷくじどうくつ)を拠点に、家族で協力社会を築いていた話、豆粒文土器(とうりゅうもんどき)から見える人々の芸術的表現力。そして、人骨について国立科学博物館に調査をしていただいた結果、驚くべき発見があったこと、また、弥生時代の宮の本遺跡の女性が装着していた貝輪が沖縄のイモガイであったことから広範囲で交易を行なっていた話もされました。
参加したみなさまは、熱心に耳を傾けていました。ギャラリートーク後、「沖縄の人とアイヌの人と顔が似ているのはなぜか」という質問もあり、日本人のルーツについても話の輪が広がりました。わたしたちの国、日本の歴史について関心を深めていただきありがとうございました。
当館では、佐世保市で出土した人骨や発掘品をはじめ、貴重な考古資料を多数、展示しています。ぜひ、この機会に当館にお越しいただき、また、現地に足を運んで実感していただければ幸いです。




4階と3階の展示室では、「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」が開催されています。この展覧会は、長崎県における地域社会貢献事業として、また青少年育成事業として「長崎の夢!トラックデザインコンテスト実行委員会」の主催で実施されています。
今回で3回目となる本展のテーマは「教えて!君が夢見る長崎のうまかもん!」で、小学生から大学生まで昨年を上回る458点もの力作が集まりました。
3月30日(土)には、10時から島瀬公園で表彰式が行われ、11時からは場所を移して講評会も行われました。講評会後、株式会社佐々木冷菓のマスコットキャラクターのゲンちゃんとアイちゃんが島瀬美術センターに駆けつけてくれました。しまびを訪れたのは初めてで、二人?!の突然の登場に来場者は一緒に写真を撮って楽しまれていました。
「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」は、4月7日(日)まで佐世保市博物館島瀬美術センターで開催しています。最優秀賞を含めた入賞作品のデザインは、株式会社佐々木冷菓のトラックにラッピングされ、九州各地を走ります。ラッピングされたトラックを見かけたときは、ぜひ手を振って応援してあげてくださいね!
株式会社佐々木冷菓公式サイト
佐世保の名物社長ブログ
NBC長崎放送
西日本新聞
Yahoo!ニュース






「しまび教室作品展」は、いよいよ明日3月31日(日)16:00までで閉幕です。「しまびデッサン教室」「しまび水墨画教室」「しまび写真教室」で、熱心な講師(栄岩伸治先生、田崎観洲先生、林田聡先生)のご指導のもと、それぞれ受講生が制作した1年間の成果を発表しています。
「しまびデッサン教室」の成果は、何と言っても石膏デッサンの目覚ましい上達ぶり!会場となっている2階展示室には、受講生が描いた石膏像も展示し、奮闘ぶり?!をご覧いただけます。鉛筆デッサンも力作揃いです。※高校受験、大学受験で、2名の受講生から合格のご報告をいただきました!
「しまび水墨画教室」の成果は、のびのびとした筆さばきの上達!ずらりと並んだ作品からは、心から楽しく、自由に描いた様子が想像できます。身近なモティーフが墨の濃淡で、立体感や質感をも表現されています。
「しまび写真教室」の成果は、この教室の目玉である“収蔵品撮影”!!!一般のお客様が入室できない収蔵庫の前室にて、三川内焼の陶磁器や民俗資料などを撮影しました。自由課題で撮影された作品はプロを唸らせたものも!
本展では、講師の作品も展示しています。さすがお手本となる作品です。みなさまのご来館をお待ちしています。

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