人と出来事と自分の感性と
繋がる場所
現在職場体験学習でしまびで働いています佐世保中央高校のFと申します
島瀬美術センターのロビー入って右にあるカフェ
今回はこのカフェに取材してみて細かいところまでこだわっていることがわかりました

↑コーヒーを入れている様子
ここのコーヒーは豆にこだわるのはもちろんのこと
従業員ごとに様々な方法で願掛けをして提供する気持ちにまで
こだわる徹底的なところが窺えました。
実は、僕はコーヒーがあまり好きではないのですが
このカフェジルベのこだわりの多さに驚きました
まず一つ目のこだわりとしまして材料にあります。
ここのコーヒーのコーヒー豆は浅煎り・中煎り・深煎りの三つの段階があり
段階によってドリップするさいに細かい調整が必要となり、非常にこだわっていると思います
さらにコーヒーだけでなくカフェのフードの材料は体に優しく自然なおいしさを追求して無農薬の食材を厳選して
オーナーは畑を持っており自家栽培の食材をカフェのメニューに使っていて
このカフェ独自の雰囲気を大切としています
次に心をこめてドリップすることです
従業員は入れる際に気持ちも込めており、お客さんに美味しいコーヒーを提供するという
意気込みを感じられます。
カフェのオーナー
坂上次郎

次にオーナーの坂上次郎さんにカフェについてお話を伺ってみました
カフェを始めた経緯
坂上さんはしまびでカフェを始める前は、フランスにて美容師とカフェを掛持ちして働いていました。
ある時、島瀬美術センターのカフェの応募のお話を頂き、そこに応募してカフェを開設するにいたりました。
坂上さんのカフェの目指すところは「健全な利益と経済の循環」と言っています。
単純に利益を求めるだけでなく環境や自然に配慮して利益を出すということにこだわり、材料調達も全体的に考えて仕入れているとのこと。
坂上さんはカフェの雰囲気づくりに対しては、型にとらわれないことをモットーとしており、従業員や客のニーズを取り入れた上でこういったカフェの形にたどり着いたそうです。
コーヒーをドリップする際にも気持ちを込めており左回転でコーヒーを入れているそうです。
その理由は左回転することで宇宙的な力を込められており、気持ちの願掛けとして取り入れているそうです。
坂上さんのこだわりは、インテリアにおよびます。
人が美しいと感じる黄金比(1.617)を参考に配置された装飾や机、そして壁など
細部にまで自身でデザインされたそうです。
このカフェはコーヒーが苦手な人にも飲めるようにミルクや砂糖を入れており
アップルジュースやトマトジュースといったドリンクやチーズケーキと言ったお子様にも楽しめるメニューがあります。
大人から子どもまで楽しんでいただける素敵なカフェだと思いました。皆様もぜひご利用ください。


8月17日(土)、「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連イベント、「長崎居留地合唱団50名による大合唱」が行われました。ソプラノ歌手、原さとみ先生率いる長崎居留地男声合唱団と長崎居留地女声合唱団オルテンシアのみなさまは、展覧会会場で安田館長による作品解説をお聴きになり、居留地を描いた山下南風の世界に触れておられました。
そしていよいよ「長崎居留地合唱団50名による大合唱」です。しまび初の50名規模の大合唱の始まりです。50名による大合唱は力強く、吹き抜けの空間に響きわたりました。佐世保の「西海讃歌」に負けないようにと作られた混声四部合唱 管弦組曲「長崎居留地讃歌」も披露されました。しかも、会場には、この曲を手掛けられた作編曲家の小松真理さんが!!!小松さんが見つめるなか、みなさま、ほんとうに歌が大好き!という幸せそうなお顔で歌っておられました。原さとみ先生からは、7月14日(日)のミュージアム・コンサートでマダム・バタフライをしていただいた時もそうでしたが、今回も「とても音の響きがよかった」との感想をいただきました。
みなさまは、当日13時からアルカスSASEBOで行なわれた「アルカス九十九島音楽祭2024」に出演されるとのことでした。いいリハーサルになりましたね!本日は、お暑い中ご来館いただきまして誠にありがとうございましたm(__)m







8月12日(月・振休)11時から、「レターパック裁判~勇者の証~展」関連事業として高梨由美監督によるトークイベントが行なわれました。
冒頭、主催者からの挨拶のあと、高梨監督が登壇。九州は長崎以外すべて上映会を実施し、ここ長崎は初めての開催であること、原爆を落とされた長崎、米軍が駐留する佐世保で開催されることは意義深いと涙ぐまれていました。
今回のトークショーでは、映画を作った経緯や日本初となった本展の内容などについて、お話されました。お話を聴き、展示物の意味と映画に込められた思いを知り、何かを強制してはいけないということ、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種の賛否に関する議論は次の段階に進んでいるということを考える機会となりました。
高梨監督、そして、ご来館いただいたお客様、ありがとうございました。




長崎国際大学の天雨佳子(あまうけいこ)と申します。私は、学芸員資格取得のために学んでおり、授業の一環として8月7日(水)から7日間、佐世保市博物館島瀬美術センターで博物館実習を行なっております。
本日、8月10日(土)14時から15時までの1時間、「ねこぺちゃ展」のワークショップを行ないました。
ワークショップとして、「ねこぺちゃ展」に来館されたお客様に鼻ぺちゃ犬や猫を折り紙で作った物を画用紙に貼り、色鉛筆やクーピーなどで装飾したパネルを制作しました。参加してくださった方の作品は、とてもかわいらしく、猫に対する愛が溢れており、とても素敵な作品が完成しました。
私自身、一昨年、博物館教育論の一環で「ねこ休み展」のワークショップを行なった経験がありますが、クループワークだったため、1人で行なったのは初めての経験でした。企画・準備・実施とすべて1人で行なうことに戸惑いがありましたが、ご参加くださった皆さんが温かく、やりたいことや困っていることを自分から伝えてくださり、お伝えするべきことが分かり、とても助けられました。また、私は折り紙で作った猫を貼った後、日常生活で生活している風景を描くだろうという予想のもと、お手本を制作していましたが、実際は、羽を描き、天使のようにするなど、デザイン的な背景を付けておられました。このアイデアは、私には考えつかないものだったので、子どもが考える世界は、大人が考えつかないような素晴らしいものが存在し、大人の固定概念に囚われたアイデアを押し付けてはいけず、子どもの自由な発想を取り入れることの大切さを学ぶことができました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。





8月9日(木)14時から西海市にある音浴博物館の長田雅英キュレーターによるレコード・コンサートが行なわれました。「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連事業です。
本日8月9日(木)は長崎原爆の日です。そのため長田キュレーターには、音浴博物館のレコード・ジャケットの中から、平和や祈りに関する曲を中心に選曲いただきました。中でも「西海讃歌」と「長崎の鐘」をフルバージョンでお届けすることが今回の目玉。長田キュレーターは、「西海讃歌」の演奏後、涙ぐんでおられました。レコードならではのノイズと温かみのある音色に心惹かれました。長崎原爆の日に平和や祈りに関する曲を聴くことで、改めて“戦争と平和”について一考していただければ幸いです。
音浴博物館の長田キュレーター、そして、ご来館いただいたお客様、ありがとうございました。



本日の演目
「イマジン」ジョン・レノン
「この素晴らしき世界」ルイ・アームストロング
「東京ブギウギ」笠置シヅ子
「愛の賛歌」エディット・ピアフ
「サトウキビ畑」森山良子
「戦争を知らない子供たち」ジローズ
「合唱と管弦楽による『西海讃歌』~佐世保市民に捧ぐ~」原詩:藤浦洸 作曲:團伊玖磨 演奏:読売日本交響楽団 合唱:藤原合唱団、TV放送合唱団
「長崎の鐘」作詞:サトウハチロー 作曲:古関裕而 歌:藤山一郎
7月27日(土)14時から「平和への祈りをこめて」山下南風展の関連イベント“宮崎のおび杉でできたハンドリングW-faceオルゴール・コンサート”を実施しました。出演者は、松永秋子氏、Seraphim(セラヒム)みなさまです。4名とも和服姿で登場、お客様も目をひきます。 松永秋子氏は冒頭、「数年前、このオルゴールに出あい、心が癒された。熊本の古川佐智子先生に習い、本格的に演奏活動を始めたのは今年から」と話されました。
松永氏が奏でるオルゴールの音色に来館者はゆったりと聴きいっていました。また、オルゴールをBGMに、Seraphimの中島真由美氏が絵本『へいわってすてきだね』の 朗読を行ないました。
全ての演奏が終わったあと、佐世保市博物館島瀬美術センターの安田館長が山下南風展のご案内をなさいました。また、お客様の中には、熱心に、ハンドリングW-faceオルゴールが鳴る仕組みを質問したり、実際に演奏体験する方もいて、夕方まで賑やかでした。
みなさま、本日はお暑い中ご来館いただきまして誠にありがとうございます。








7月21日(日)、その日は、山下南風美術館の福田隆一館長による「プレミアム・ギャラリートーク」の日でした。しかし、2日前にご連絡があり、体調不良のため、来館が叶わないと…。やむなく、ピンチヒッターとして当館の安田館長がギャラリートークを行なうことになりました!
まず最初に、福田館長体調不良のご報告のあと、入口を入ると目に飛び込んでくる出島の作品を解説。次に、山下南風の生涯について説明しました。少年時代、南風が過ごした料亭花月周辺のこと、そこから興味をもった着物の染めについて、16歳で京都に修行に行った話、そして日中戦争、大東亜戦争へ招集、大けがとマラニア罹患で帰国、南方で散った戦友を思い、“南風”という名前で制作するようになったと話しました。
次は、いよいよテーマ別の作品解説。「切り絵」の解説を始めようとしたところで、安田館長が「では中継を呼びたいと思います。福田館長~っ!」と電話をかけたのです。これには会場にいらっしゃった来場者もびっくり。福田館長は快方に向かっておられ、ほんとは今日マスクをしてしまびに行こうと思っていた!とずいぶん元気な様子。電話をスピーカーにして、お父様との思い出、作品の特徴について詳しく語りました。「ローケツ染」、長崎くんちコーナー、写真コーナー、「合羽版画」と安田館長との会話でギャラリートークが進行し、最後には、お客様の大きな拍手と笑顔があふれました。
ギャラリートークが終わってからも、お客様同士で語りあい、楽しいお時間を過ごしていただけたようです。中継でつなぐとは、ほんとにプレミアムなギャラリートークでした。福田館長の一日も早いご快復を願っています。「平和への祈りをこめて」山下南風展は9月1日(日)までの開催です。休館日なし!でみなさまのお越しをお待ちしています。
みなさま、ご来館ありがとうございました!




7月20日(土)と7月21日(日)、しまび1階ロビーに恐竜の頭が出現!!中2階ギャラリーで開催された「波佐見町歴史文化交流館プレ展覧会 恐竜まつり2024」に出品されたティラノサウルスの化石(レプリカ)です。

本展は、長崎恐竜まつり2024実行委員会が企画。開催にあたり、長崎キワニス事務局の水嶋英二氏から「波佐見町歴史文化交流館で7月24日(水)から9月23日(月・振休)まで行われる恐竜まつりのPRとして県北での告知力UPにつなげたい」と挨拶がありました。

1日目の7月20日(土)、12時から九州文化学園高等学校のみなさまによるブラスバンド演奏が行われました。“リーゼント先生”で知られる中村明夫先生の指揮のもと、若々しい響きで会場があふれました。

12時30分からは長崎市恐竜博物館の中谷大輔学芸員による「夏休み子ども相談室恐竜のどんな質問にも答えます」が実施されました。中谷学芸員は、長崎市恐竜博物館や恐竜についてモニターを使って詳しくお話されました。質問コーナーでは子どもたちの素朴な疑問に次々と即答。さすが恐竜博士でした!

13時30分からは、「恐竜ワークショップ 恐竜の脚のレプリカを組み立てよう!」、「陶器絵付けワークショップ」が行われました。陶器絵付けワークショップでは、波佐見町の西海陶器株式会社のスタッフが講師となり、転写されたデザインを水につけて台紙を外して器に貼りゴムベラなどで丁寧に空気を抜いていき、オリジナルのマグカップを作りました。



7月21日(日)には12時から、長崎国際大学のエイサーサークルによるエイサーパフォーマンスが行われました。エイサーとは沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く盆踊りのことです。エイサーサークルのみなさまの迫力のあるパフォーマンスに来場者は興味深々にご覧になっておられました。

ご来場のみなさま、長崎恐竜まつり2024実行委員会のみなさま、ありがとうございました!!