佐世保市博物館島瀬美術センターでは、約8,000点の美術・工芸・出土品等を収蔵しております。
本ページでご覧いただくのはその一部です。ご興味があられる方は、お気軽にお問合せください。

出土品/遺物

郷土の歴史(佐世保市の主な史跡)

豆粒文土器(世界最古級の土器)

泉福寺洞窟では、昭和47年に当時世界最古といわれていた隆起線文土器が出土しました。翌年、その下層から表面に豆粒をモチーフにした土器片が出土しました。この土器は、「豆粒文土器」と命名されて、科学的分析の結果、約1万3000年前にさかのぼることが判明しました。昭和54年の調査において、復元可能な豆粒文土器も出土しました。

高さ20センチメートル程度、口の広さは直径12センチメートルほどで、底は丸いものと平なものがあります。土器の表面には煮炊きに使った時のススや、煮こぼれが焦げついた炭が着いていました。

関連する史跡