しまび日記

【いよいよ開幕!】「カワノ・ナミ展」展示完了!

春休みに入りましたね!いよいよしまびでは春休み企画「カワノ・ナミ展 アートで遊ぶ!なぞなぞ美術館」が始まります。展示作業も無事に完了し、開幕を前に内覧会を行ないました。

本展は、佐世保出身で、東京を中心に全国で活躍しているカワノ・ナミの初の凱旋展。猫の「ニャン兄」が問いかけるクイズに答えながら鑑賞する参加型の楽しい展覧会となっています。本展プロデューサーの蓑津尚文さん、カワノ・ナミさん、館長の安田のご挨拶に続いて、ギャラリー・トークを行ないました。報道関係者のみなさまにもお越しいただき、ご取材いただきました。迫力の大作や6点の新作を含む52点の作品を展示しています。特に、ご自宅からいつも眺めていた風景を描いた《佐世保》は、カワノ・ナミさんのもつ華やかで明るい世界が広がっています。

また、絵の中には、問題が隠されています。答えを探す楽しみがあるのも本展の見どころです。

さらに、本展ではバイクにペイントをしたり、貼り絵をして猫の絵を完成させるワークショップも開催します。

バイクにペイントは3月24日(金)、25日(土)に実施。ライブ・ペインティングをご覧いただけます。バイクは3月25日(土)開幕以降も展示します。

猫の貼り絵イベントは3月25日(土)開幕から先着200名様がご参加いただけます。

小さなお子様連れも大歓迎!みなさまのご来館をお待ちしています。入場無料4月9日(日)までの開催です。火曜日は休館日です。

カワノ・ナミ公式サイト

[写真提供]林田聡さん

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フォルクローレ演奏が行われました

1/22()14時から、「フォルクローレアンデネス」によるフォルクローレ演奏が行われました。1階で開催された南米ボリビア写真展の関連イベントです。主催者の中野さんは40数年前にケーナ(ボリビアの縦笛)の音色に魅了され、20数年前にボリビアを訪れたそうです。

フォルクローレとはラテンアメリカ諸国の民族音楽や、民族音楽に基礎をおいた大衆音楽のことをいいます。先住民系とスペイン系の音楽的特徴が混合され、地域によってはそこに更に黒人の音楽的特徴もあり、中でも、アンデス山脈周辺の国々の音楽、アルゼンチンのパンパ(草原地帯)の音楽、そしてパラグアイの音楽などが知られています。

「フォルクローレアンデネス」の皆さまは、日本でも有名な「コンドルは飛んで行く」、アルゼンチンのことばで大きなインディオ遺跡の総称という意味の「エル・アンティガル」、愛する女性を花に例えた「水辺の花」をはじめ多くの曲を演奏されました。

全ての演奏が終わると来場者からは大きな拍手がおこり、アンコールの声があがりました。それに応え、「カチャルパリ」が演奏されました。これにはお別れの意味があるのですが、どことなく楽しさが伝わってくるような曲でもあり、来場者からも演奏に合わせて楽しむ様子が伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

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平山郁夫展関連イベント ワークショップ‟オリジナル缶バッジを作ろう!“を開催しました

11/27(日)平山郁夫展関連イベントとしてワークショップ‟オリジナル缶バッジを作ろう!“を開催しました。子どもから大人まで多くの参加者でにぎわいました。

最初に当館の大神学芸員が参加者に向けて作り方を説明しました。直径55mmの円の枠内に好きな絵を描いた青、専用の機材でバッジに合わせてカット。その髪を缶バッジマシンの上蓋に置き、フィルムをのせてプレス。さらに、下蓋を缶バッジマシンにセットして上蓋と重ねてプレスすれば、缶バッジが完成します。

皆さんの作った缶バッジを拝見していると、作った人の一生懸命さが伝わってきます。缶バッジの絵には、平山郁夫氏の作品にちなんだもの、子どもたちが考えたかわいらしいもの、描いた人の豊かな独創性が表現されているものなどがありました。中には、缶バッジを作る工程を一つ一つをスマートフォンに記録した参加者もいて熱心さに心を打たれました。

ワークショップ‟オリジナル缶バッジを作ろう!“は12/4(日)14時にも開催します!皆さまお誘いあわせのうえ、オリジナル缶バッジづくりに参加してみませんか?

 

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日本・イタリア現代版画交流展 佐藤純子&和田正之ギターデュオコンサート~イタリアとラテンを楽しむ~ が開催されました

11/26(土)、佐藤純子&和田正之ギターデュオコンサート~イタリアとラテンを楽しむ~ が開催されました。

このコンサートは版画家・山本早苗氏による展覧会「日本・イタリア現代版画交流展」の関連企画です。日本、イタリア両国の版画家たちによる色とりどりの美しい版画作品のすぐ隣にステージが用意され、版画作品とギター演奏が両方楽しめる贅沢なひとときとなりました。演目のひとつに「Tico – Tico no Fuba」という曲があります。その曲名はトウモロコシの粉をついばむ雀という意味です。まだ、曲名が決まってなかった頃、この曲に合わせて楽し気に踊るカップルを見た作曲家がこう名付けたのがきっかけでこの面白い曲名になったそうです。この曲は終盤になるにつれて徐々にテンポアップします。見事なギターテクニックが披露され観客のみなさんは圧倒されていました。大きな拍手の中、コンサートは終了しました。

なお、展覧会の方は11月28日(月)17時までご覧いただけます。みなさまぜひお見逃しなく!

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上野裕介 ミュージアム・コンサート ―ギターと朗読で紡ぐ祈りの旅― を開催しました。

11月23日(水・祝)14時に「上野裕介 ミュージアム・コンサート ―ギターと朗読で紡ぐ祈りの旅―」と題しまして、ギタリスト上野裕介による演奏と上野涼子による朗読を行ないました。

洋梨を半分に切ったような形の楽器はリュートといい、元は砂漠地帯で誕生したウードという楽器がヨーロッパに伝わる過程で現在の形状に変化したものです。ウードがシルクロードを通り、日本に渡った時は琵琶へと変化をとげました。

お客様はギターの豊かなメロディーに乗せた、シルクロードの詩情あふれる朗読に熱心に耳を傾けていました。フランシスコ・タレガ作曲の「アラビア風奇想曲」このアラビア風の音階が特徴の美しいハーモニックは聴く人を幻想的な世界に誘います。平和への祈りをのせて奏でられた9曲の美しい音楽と朗読に、最高の午後のひとときとなりました。

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「音浴博物館プレゼンツ レコードで旅するシルクロード」を開催しました

本日は、西海市にある音浴博物館から長田雅英キュレーターをお招きし、

「レコードで旅するシルクロード」と題しましてレコード音楽鑑賞会を開催しました。

 

平山郁夫が愛したシルクロードをレコードで辿る鑑賞会です。

音浴博物館からお借りした真空管レコードプレーヤーが奏でる力強く温かい音色がしまびのロビーに響きわたり、

お集まりいただいたお客様を心地良い空間へと誘います。

みなさまおなじみの喜多郎のシルクロードのテーマではじまったこの鑑賞会で演奏されたのは全部で13曲。

平山郁夫のシルクロード作品が火付け役となり巻き起こった1970年代のシルクロードブームのヒットソング

久保田早紀の「異邦人」のレコードがかかると、聴いていたお客様からは「そうそう。これこれ!」といった反応もありました。

なかには普段なかなか聴くことできない中近東の音楽もあり、まるで、自分が実際にシルクロードを

歩いて旅したかのような大満足の鑑賞会となりました。

 

 

 

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【ギャラリートーク】大神学芸員の丁寧な解説!

11月15日(火)11時に大神学芸員によるギャラリートークを行いました。平山郁夫の大叔父で彫金家の清水南山(1875-1948)との間にあったエピソード、平山郁夫氏が岩絵の具のアズライトを使って描くこと、シルクロードにあった文化財を救う文化赤十字活動についてなどをお話ししました。

清水南山は彫金家として広く知られています。東京美術学校(現:東京藝術大)の彫金科で長く教鞭をとっていたこともあり、平山郁夫に東京美術学校への進学を勧めたお話などをしました。

また、平山郁夫が行った文化財を救う文化財赤十字の活動では、調査、文化財の修復などを行っており、昨年は中国でシルクロード展が開催され平山郁夫の功績は広く世界各地に認められている説明も行いました。

しまび学芸員によるギャラリートーク、次回の開催は19日(土)となっております。

入場券をお持ちの方はどなたでもご参加いただけますので、お誘いあわせのうえぜひ足をお運びください。

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【担当学芸員デビュー】「平山郁夫展」ギャラリートークを開催!

11月8日(火) 11時から、担当、中野による「しまび学芸員によるギャラリートーク」を行ないました。
 会場である4階「道遥か」、3階「しまなみ海道」、2階「平成の洛中洛外、シルクロード」まで全般にわたり、参加者の方々とともに作品の解説、エピソードを交えお話しました。
 平山郁夫の被爆体験、故郷しまなみの風景、代表作の数々、いずれもみなさん興味深く耳を傾けておられました。
 大作である「天かける白い橋 瀬戸内しまなみ海道」(171.2×545.4㎝)の前では感嘆の声を上げる方もおられ、日本画の技法である彫り塗りの説明なども併せてお話させていただきました。

 ギャラリートークは毎週火曜日と隔週の土日に開催しております。次回は13日(日)となります。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

 

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【世代を超えて珍しい体験】「平山郁夫展」の関連イベントを行いました!

11月5日(土) 「しまび学芸員によるギャラリートーク」、ワークショップ「土から絵の具を作って絵を描こう!」を行いました。

まず、11時に館長の安田がギャラリートークを行いました。平山郁夫氏が15歳の時に広島陸軍兵器支廠で被爆した体験。大伯父で彫金家の清水南山(1875-1948)から美術の才能を見出され、東京美術学校(現・東京藝術大学)への進学を薦められたお話。被爆後の後遺症に苦しむ中《仏教伝来》(1959年制作)を出品したことで、画家としての転機が訪れたことなどさまざまな解説を行いました。

14時からは廣藤良樹先生によるワークショップ「土から絵の具を作って絵を描こう!」を開催しました。参加者は91歳から幼児まで幅広くお楽しみいただきました。「平山郁夫展」で日本画について学んだあと、絵の具作りをしました。まず、烏帽子岳などで採取した土をふるいにかけ、瓶に入れ、水と一緒にシェイク。上澄みを捨て泥に水と膠を混ぜてできた絵の具で素敵な作品が仕上がりました。水や膠の量で変化のある作品になることなども教えていただきました。参加者はみなさん積極的で、先生も楽しんでされていました。その後、できあがった絵の具を使い、個性あふれる絵が次々と出来上がりました。

「平山郁夫展」は12月25日(日)18時まで開催です。今後も関連イベントを開催しますのでお見逃しなく!

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平山郁夫展―日本画で旅する道― いよいよ明日開幕!

平山郁夫展―日本画で旅する道―が始まります!

本日15時には関係者を対象に開幕式を行いました。式では朝長則男佐世保市長、永安健次佐世保市議会副議長、公益財団法人平山郁夫美術館 平山助成館長がそれぞれ挨拶をして展覧会の成功を祈願されました。

開幕式にお越しいただきました皆さまには心よりお礼申し上げます。

平山郁夫展の期間中は多数の関連イベントを予定しております。開幕日である11月3日(木・祝)の11時と14時には平山郁夫の実弟であられる平山郁夫美術館 平山助成館長によるプレミアムギャラリートークを開催します。

皆さまのご来館を職員一同心よりお待ちしております。