しまび日記

ヴァイオリン・ピアノ・サクソフォンによる「ミュージアム・コンサート」を開催しました。

53(火・祝)2階の展覧会「十人十色展」に合わせ、ミュージアム・コンサートが1階ロビーで開催されました。演奏者は、ヴァイオリニスト上尾高二(あがりおこうじ)先生、サクソフォニスト陣内愛美(じんのうちめぐみ)先生、ピアニスト小浦優子(こうらゆうこ)先生の3名です。

 序盤の演奏はヴァイオリンとピアノ、中盤はサクソフォンとピアノ、それぞれの音色が館内に響きわたり、3人の演奏がひとつになる様子に来館者のみなさまの注目が集まりました。

演奏の合間には、自己紹介をはさみながらタイムリーな話題などとともになごやかな時間が流れました。 

最後の演奏後、拍手が鳴り止まない状況に。3人がアンコール曲で応え、再び大きな拍手が起こり終了の時を迎えました。

上尾先生、陣内先生、小浦先生、素敵な演奏をありがとうございました。また、ミュージアム・コンサートに足をお運びいただいた大勢のみなさまも誠にありがとうございました。

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「お殿様のもちもの展」最後のギャラリートークを行いました。

「お殿様のもちもの展〜松浦史料博物館収蔵資料にみる佐世保の歴史〜」ギャラリートークを行いました。担当はしまびの山内学芸員。最初で最後のギャラリートークでした。なぜなら、これまで行なったギャラリートーク3回は松浦史料博物館の岡山館長と久家学芸員に担当していただいたからです。山内学芸員は冒頭、お客様に元気よく挨拶。動線からいうと一番最後に設置していた“松浦史料博物館の紹介パネル”を指し、館の成り立ちから説明していきました。さすが歴史専門学芸員。松浦史料博物館の展示資料を解説しながら、鹿児島や熊本の歴史を織り混ぜ、佐世保の歴史について語りまくりました。クジャクが怖かった子どものころの話やネコの怪談など、自身の体験や横道にそれた豆知識にお客様も笑顔。立板に水のように次から次へと知識があふれ、お客様は1時間たっぷりとお楽しみいただいたようです。

4月17日(日)をもって「お殿様のもちもの展」は無事に閉幕。コロナ禍でのご来館、ほんとうにありがとうございました。そして何より、松浦史料博物館の岡山館長はじめスタッフのみなさま、貴重な収蔵資料をお貸出しいただき、毎日、平戸から通っていただき、ありがとうございました!

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「佐世保ローガンズプレゼンツ 特撮&アニメ jazzコンサート」を開催しました

4月10日(日)14時、「佐世保ローガンズプレゼンツ 特撮&アニメ jazzコンサート」を開催しました。今回、演奏されたのは、jazzピアニストのみおさん、シンガー&ユーフォニアム奏者の正木剛徳さんです。

 

はじめに、みおさんがソロでピアノを演奏、お二人の紹介がありました。お二人とも佐世保市出身です。みおさんは佐世保市を拠点にピアニストとして活動、2021(令和3)年12月にも佐世保ローガンズプレゼンツjazzコンサートでも演奏されました。そして、初登場の正木剛徳さんは東京学芸大学音楽科を卒業後、同大学院声楽専攻を修了してこの4月に佐世保に戻ってきたとのことです。

 

今回も佐世保ローガンズさんとのコラボレーションとのことで、特撮&アニメの曲を中心に演奏されました。お二人のピアノとユーフォニアムの奏でる音が優しくマッチングしていました。また、曲の演奏中に正木さんがユーフォニアムから声楽にチェンジする場面があり、心地よい低音、声の深み、強さが会場に響き渡りました。みなさん驚きです!他にも、みおさんオリジナルのピアノ演奏があり、「新型コロナウイルスでコンサートができない状況下みなさまに演奏を届けたい」想いが伝わってきました。新型コロナウイルスが収束して自由にコンサートができる日が来ることを佐世保市博物館島瀬美術センターも祈るばかりです。

 

最後の演奏ではサビ部分の正木さんの声が圧巻でした!ピアノが弾き終わったと同時に盛大な拍手がみおさんと正木さんに贈られました。佐世保ローガンズのみなさま、jazzピアニストみおさん、シンガー&ユーフォニアム奏者正木剛徳さん、そして、ご来場いただきましたみなさま、大変ありがとうございました!

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「佐世保ローガンズプレゼンツ 特撮アニメで即興芝居!」 が開催されました

4月9日(土)15時30分、「佐世保ローガンズプレゼンツ 特撮アニメで即興芝居!」が開催されました。主催されたのはインプロ佐世保の西川晃輔さん他3名。開演前に、まずは紙とペンを来場者に配り、好きな特撮やアニメのセリフを書いていただき思い入れのあるセリフが集められました。

 

前半の30分は即興芝居とはどのようなものなのかを知っていただくため、集まったセリフをもとに短めの即興芝居が多数演じられました。道具や状況を絞り、そのシチュエーションから集めたセリフの一つを言うという流れです。瞬間瞬間にどのセリフが飛んでくるのか緊張が走りました。中には、誰もが知っているセリフがありその状況にマッチングしていたことから笑いが聞こえてくる場面もありました。

 

後半30分は長めの即興芝居1本演じられました。内容は海を守るプリンセスパールが主役となり海賊が敵となって戦うというお話で、ここでも来場者のみなさまから集まったセリフが登場しました。最後はプリンセスパールが必殺技を出して締めを飾りました。

 

即興で流れを止めずに芝居を行う臨機応変な対応で来場者の心をつかみ無事にイベントは幕を閉じました。来場者からは「即興で芝居を行うことができるんですね!」と感心の声がありました。日頃の生活に即座に対応しなければならない状況は普段の業務においても学ぶところが多くあると感じました。佐世保ローガンズのみなさま、インプロ佐世保のみなさま、そして、ご観覧いただいたみなさま、お忙しい中ご来館いただきありがとうございました。

 

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ギャラリートーク3回目を開催しました

3回目となる「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”を松浦史料博物館の久家孝史学芸員が行いました。

今回も収蔵品の説明を中心に進行され、松浦史料博物館の成り立ちについてもお話しされました。松浦史料博物館は長崎県で最も歴史を有する博物館で、明治26年(1893)に松浦家の私邸に建てられています。『坂の上の雲』でおなじみの司馬遼太郎が来館したこともあり、歴代当主やその関係者の方々が受け継がれてきたものが貴重なものであることがうかがえます。


松浦家は安土桃山時代に豊臣家との関係がありましたが、江戸時代になると徳川家に時代の流れが変わります。豊臣家と関係があったことにより、当初は徳川家関係者からは良く思われていませんでしたが、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いでは、西軍に味方をしなかったことで徳川家康からの感謝の朱印が届きます。その後、様々な苦労や多難がありましたが、鎮信流の開祖となる松浦鎮信が当主の時代には表向きは外様大名ですが譜代大名扱いされるまでに至ったというお話もありました。

お殿様のもちもの展の開催もあと1週間ほどとなりました。ギャラリートークはあと1回の開催を予定しております。日程は4月17日(日)。時間は14:00からとなっています。

なお、松浦史料博物館の収蔵品は令和4年4月9日(土)現在、松浦史料博物館、平戸オランダ商館、佐世保市博物館島瀬美術センターでも観ることができます。
実際にそれぞれの場所に足を運ばれるのもいいですね!

 

 

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ギターによるミュージアム・コンサートを開催しました!

4月2日(土)と4月3日(日)に中島博さん製作のギターによるミュージアム・コンサートが開催されました。

まず、4月2日(土)に15時30分~16時30分、上野裕介先生によるソロでのギター・コンサート。この日は落ち着いた曲を中心に中島博さん製作ギター1号機と2号機を演奏されてました。1号機ギターや2号機につまった製作までの苦労や困難が中島博さんにはあったとのこと。しかしながら、その背景を感じられないぐらい上野裕介先生の演奏が素晴らしいものに変わり清聴のみなさまも釘付けになってしまうほどでした!上野先生は中島博さんがギターを本当に作ってしまうとは思っていなかったと驚きつつも、中島博さん製作ギターに一つひとつの音を奏でられました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、4月3日(日)の14時~15時、会場は満員御礼!!中2階ギャラリーで立ち見をされる方もいるほど。演奏者は 山口修先生と上野裕介先生。ギターデュオコンサートです!前半は4月2日(土)と同じく1号機と2号機のギターを使って演奏!やはり、弾く人が変わるとその演奏に入る音楽もまた違ったのものになりますね!!後半は静かながらでも楽しいリズムのある曲の演奏で心が躍るようなひとときを感じました。後半の演奏終了後アンコールが2曲が追加されて、この春に出会いがあった人たちに贈る曲を演奏されました。時折、アンコールの曲を聴いていた人から鼻歌が聞こえてくる場面がありました。最後は盛大な拍手が館内に響き渡りました。

山口修先生、上野裕介先生、ギターを製作された中島博さん、そして、来館してミュージアム・コンサートをご清聴いただきましたみなさま、

本当にありがとうございました!!

 

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ギャラリートーク2回目を開催しました

お殿様のもちもの展、まだまだ開催中です!

「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”。2回目を松浦史料博物館の久家孝史学芸員が行いました。

 

収蔵品の説明を中心に、特に平戸周辺の伊能図などについて熱心に語られました。「海岸線の複雑さもあって松浦家の人たちはどれぐらいの期間で伊能忠敬の測量が終わるのかを気にしていた」といった印象深いエピソードにも触れられました。

 

久家学芸員の説明に参加者も聴き入り、時には質問も交え、会場がにぎわいました。

 

しまびでのギャラリートークはあと2回の開催を予定しております。日程は49日(土)、17日(日)。時間はいずれも14:00から。みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

 

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ギャラリートーク1回目を開催しました。(3月30日(水)更新)

みなさま、こんにちは!今日はお足元が悪いなか、たくさんのお客様がご来館されました。目的はもちろん「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”。松浦史料博物館の岡山芳治館長がしまびでギャラリートークをされるのは初めてのことです。会場には、時間前からスタンバイされるお客様もいらっしゃって、「14:00となりましたのでギャラリートークを始めます」の一声に、瞬時に展示室入口に集合されました。岡山館長は、例えば「沿岸を歩いて計測し、2週間あまりでこの伊能図を完成させました」「江戸時代、早岐や針尾など佐世保近辺に13万人もいたことがわかっています」「フェルメールの描いたオランダ絵画にも登場するような地球儀です」など、歴史が苦手な方でも親しみやすい話題で、具体例をあげてわかりやすい説明をされていました。オランダ人に平戸の女性を紹介するブローカー?!がいたことには鳥肌がたちました。本展では、松浦史料博物館の30,000点にのぼる収蔵資料から、佐世保の歴史をひもとく貴重な資料をご紹介しています。これまで、単品での貸し出しはされていたものの、展覧会としてこれほど多くの資料をまとめて外部に出すのは初めてだそうです。この機会にぜひご来館ください。ギャラリートークは、4月2日(土)、9日(土)、17日(日)も開催します。次回は当館学芸員の山内勇輝松浦史料博物館の久家孝史学芸員が担当します※1。時間はいずれも14:00から。みなさまのご来館をお待ちしています。

 

補足(2022年3月30日(水)更新)

※1 都合により、4月2日(土)に行うギャラリートーク解説者を変更します。ご了承ください。

旧:佐世保市博物館島瀬美術センター学芸員 山内勇輝

新:松浦史料博物館学芸員 久家孝史

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鎮信流呈茶会を開催しました。

本日3月19日(土)、「お殿様のもちもの展」が開幕しました。同時に、本日、「鎮信流呈茶会」を行いました。

鎮信流とは、長崎県平戸市を本拠としていた旧肥前平戸藩の藩主、松浦(まつら)家に伝わる武家―大名茶道の一派です。流祖は松浦家29代の当主、松浦鎮信(元和8(1622)年~元禄16(1703)年)。それ以降、当代の41代松浦宏月の代に至るまで松浦家各代の当主により継承され続けています。

朝、10:00の開館に合わせるように次々とお客様が参加され、15:00の終了まで息つく間もなく、お茶が振舞われました。打ち合わせの際には、エレベーターホールという会場でうまくできるのだろうかと心配しておりましたが、鎮信流のみなさまが立礼のお道具をいい感じにセッティングされ、エレベーターホールとは思えない空間ができあがりました。特に、目の前に掛けられた掛け軸がその空間を平戸へとワープさせてくれました。片山尚栄(かたやましょうえい)が描いた日本画です。画の中には佐藤一斎(さとういっさい)の画賛(その画に関する詩句)が書かれています。お茶をいただきながら書画を目にすると、まるで、窓から平戸の風景をのぞいているような気持ちになりました。平戸城やその城下町の風景を見ながら、穏やかな時間が流れました。

また、台湾に向けて販売予定のお菓子が展示されておりました。新型コロナウイルス感染症の影響で輸出を見合わせる状況が続いているそうですが、国際交流の一つのきっかけになるといいですね!4月からは国内での販売がスタートするとのことです。

ご協力いただきました松浦史料博物館のみなさま、鎮信流 松清会のみなさま、そして、会場にお越しいただきましたお客様、 ありがとうございました。次のイベントは、3月26日(土)ギャラリートークです。14:00から松浦史料博物館のスタッフが行います。どうぞご来館ください。

 

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「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」が始まりました。

みなさま、こんにちは。3月に入り、暖かくなって、春の足あとももうすぐという感じがしますが、いかがお過ごしでしょうか。

しまびでは、昨日から「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」が始まりました。426点もの作品が佐世保市だけでなく、長崎県内外から集まりました。どれも長崎の名産品や名所がつまった楽しい力作ばかりで、入賞された方も、入賞されなかったみなさまも、精一杯の想いを込めて描いたことが伝わります。安田が審査員長として参加させていただいています。どうぞ、小学生から大学生までの長崎の夢!をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展