4月2日(土)と4月3日(日)に中島博さん製作のギターによるミュージアム・コンサートが開催されました。
まず、4月2日(土)に15時30分~16時30分、上野裕介先生によるソロでのギター・コンサート。この日は落ち着いた曲を中心に中島博さん製作ギター1号機と2号機を演奏されてました。1号機ギターや2号機につまった製作までの苦労や困難が中島博さんにはあったとのこと。しかしながら、その背景を感じられないぐらい上野裕介先生の演奏が素晴らしいものに変わり清聴のみなさまも釘付けになってしまうほどでした!上野先生は中島博さんがギターを本当に作ってしまうとは思っていなかったと驚きつつも、中島博さん製作ギターに一つひとつの音を奏でられました。
そして、4月3日(日)の14時~15時、会場は満員御礼!!中2階ギャラリーで立ち見をされる方もいるほど。演奏者は 山口修先生と上野裕介先生。ギターデュオコンサートです!前半は4月2日(土)と同じく1号機と2号機のギターを使って演奏!やはり、弾く人が変わるとその演奏に入る音楽もまた違ったのものになりますね!!後半は静かながらでも楽しいリズムのある曲の演奏で心が躍るようなひとときを感じました。後半の演奏終了後アンコールが2曲が追加されて、この春に出会いがあった人たちに贈る曲を演奏されました。時折、アンコールの曲を聴いていた人から鼻歌が聞こえてくる場面がありました。最後は盛大な拍手が館内に響き渡りました。
山口修先生、上野裕介先生、ギターを製作された中島博さん、そして、来館してミュージアム・コンサートをご清聴いただきましたみなさま、
本当にありがとうございました!!
お殿様のもちもの展、まだまだ開催中です!
「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”。2回目を松浦史料博物館の久家孝史学芸員が行いました。
収蔵品の説明を中心に、特に平戸周辺の伊能図などについて熱心に語られました。「海岸線の複雑さもあって松浦家の人たちはどれぐらいの期間で伊能忠敬の測量が終わるのかを気にしていた」といった印象深いエピソードにも触れられました。
久家学芸員の説明に参加者も聴き入り、時には質問も交え、会場がにぎわいました。
しまびでのギャラリートークはあと2回の開催を予定しております。日程は4月9日(土)、17日(日)。時間はいずれも14:00から。みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
みなさま、こんにちは!今日はお足元が悪いなか、たくさんのお客様がご来館されました。目的はもちろん「お殿様のもちもの展」のイベント、“ギャラリートーク”。松浦史料博物館の岡山芳治館長がしまびでギャラリートークをされるのは初めてのことです。会場には、時間前からスタンバイされるお客様もいらっしゃって、「14:00となりましたのでギャラリートークを始めます」の一声に、瞬時に展示室入口に集合されました。岡山館長は、例えば「沿岸を歩いて計測し、2週間あまりでこの伊能図を完成させました」「江戸時代、早岐や針尾など佐世保近辺に13万人もいたことがわかっています」「フェルメールの描いたオランダ絵画にも登場するような地球儀です」など、歴史が苦手な方でも親しみやすい話題で、具体例をあげてわかりやすい説明をされていました。オランダ人に平戸の女性を紹介するブローカー?!がいたことには鳥肌がたちました。本展では、松浦史料博物館の30,000点にのぼる収蔵資料から、佐世保の歴史をひもとく貴重な資料をご紹介しています。これまで、単品での貸し出しはされていたものの、展覧会としてこれほど多くの資料をまとめて外部に出すのは初めてだそうです。この機会にぜひご来館ください。ギャラリートークは、4月2日(土)、9日(土)、17日(日)も開催します。次回は当館学芸員の山内勇輝松浦史料博物館の久家孝史学芸員が担当します※1。時間はいずれも14:00から。みなさまのご来館をお待ちしています。
補足(2022年3月30日(水)更新)
※1 都合により、4月2日(土)に行うギャラリートーク解説者を変更します。ご了承ください。
旧:佐世保市博物館島瀬美術センター学芸員 山内勇輝
新:松浦史料博物館学芸員 久家孝史
本日3月19日(土)、「お殿様のもちもの展」が開幕しました。同時に、本日、「鎮信流呈茶会」を行いました。
鎮信流とは、長崎県平戸市を本拠としていた旧肥前平戸藩の藩主、松浦(まつら)家に伝わる武家―大名茶道の一派です。流祖は松浦家29代の当主、松浦鎮信(元和8(1622)年~元禄16(1703)年)。それ以降、当代の41代松浦宏月の代に至るまで松浦家各代の当主により継承され続けています。
朝、10:00の開館に合わせるように次々とお客様が参加され、15:00の終了まで息つく間もなく、お茶が振舞われました。打ち合わせの際には、エレベーターホールという会場でうまくできるのだろうかと心配しておりましたが、鎮信流のみなさまが立礼のお道具をいい感じにセッティングされ、エレベーターホールとは思えない空間ができあがりました。特に、目の前に掛けられた掛け軸がその空間を平戸へとワープさせてくれました。片山尚栄(かたやましょうえい)が描いた日本画です。画の中には佐藤一斎(さとういっさい)の画賛(その画に関する詩句)が書かれています。お茶をいただきながら書画を目にすると、まるで、窓から平戸の風景をのぞいているような気持ちになりました。平戸城やその城下町の風景を見ながら、穏やかな時間が流れました。
また、台湾に向けて販売予定のお菓子が展示されておりました。新型コロナウイルス感染症の影響で輸出を見合わせる状況が続いているそうですが、国際交流の一つのきっかけになるといいですね!4月からは国内での販売がスタートするとのことです。
ご協力いただきました松浦史料博物館のみなさま、鎮信流 松清会のみなさま、そして、会場にお越しいただきましたお客様、 ありがとうございました。次のイベントは、3月26日(土)ギャラリートークです。14:00から松浦史料博物館のスタッフが行います。どうぞご来館ください。
みなさま、こんにちは。3月に入り、暖かくなって、春の足あとももうすぐという感じがしますが、いかがお過ごしでしょうか。
しまびでは、昨日から「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」が始まりました。426点もの作品が佐世保市だけでなく、長崎県内外から集まりました。どれも長崎の名産品や名所がつまった楽しい力作ばかりで、入賞された方も、入賞されなかったみなさまも、精一杯の想いを込めて描いたことが伝わります。安田が審査員長として参加させていただいています。どうぞ、小学生から大学生までの長崎の夢!をご覧ください。
「長崎の夢!トラックデザインコンテスト作品展」
地震体験車がしまび前の島瀬公園にやってきました!
ときおり雪が舞う中、たくさんの参加者が集まりました。東日本大震災レベルに近い揺れを体験。最初は、遠まきに眺めていた方々も、しまび職員のトークにあれよあれよと集まりだし、列ができるほどでした。最初にコロナ対策で手指消毒。次にヘルメットをかぶり、スリッパに履きかえて、お部屋に入ります。お部屋にはテーブルと椅子、キッチンにはガスコンロがあります。そして、揺れが始まるアナウンスが流れると大きく揺れだします。揺れがおさまったと思ったらまた激しい揺れがあり、終了、といった流れです。中には、椅子に座った状態から立ちあがり、ガスコンロの火を消す動作をし、また戻ってテーブルの下に潜るシュミレーションをした人もいました。地震体験車を操るのは佐世保市消防局中央消防署の6人の消防士。今回のイベントのために大村まで地震体験車を取りに行ってくださったり、並んでいる子どもさんに優しく説明してくださったり、ほんとうにありがとうございました。消防車も間近でみることができました。 佐世保ではあまり地震がありませんが、いつかくるかも知れない災害への意識を高めていただければ幸いです。
寒い中、お集まりいただいた参加者のみなさま、佐世保市消防局のみなさま、ご取材いただいたテレビ佐世保のみなさま、ありがとうございました。
ミュージアム・コンサートを開催しました♪
出演者は、初共演のみおさんと田中ノビさん。ノビさんはしまび初演奏です。今回は「佐世保ローガンズ模型展示会」にあわせた「特撮&アニメ jazzコンサート」です。佐世保市では雪が舞い、お客様が集まるかと心配しましたが、開演時にはたくさんのオーディエンスがーっ!寒い中ほんとにありがとうございます泣。演奏が始まるとみなさまリズムをとったり、口ずさんだり。懐かしいアニメの曲をみおさんのアレンジでジャズにしたてて、とってもやばみ〜!ノビさんのサックスとみおさんのピアノは息もぴったり、今日のしまびのミュージアム・コンサート#3150!アンコールも出て盛り上がりました。ご来館のみなさま、みおさん、のびさん、そして企画された老眼‘s…もとい、ローガンズのみなさま、ありがとうございました!!!!!
メリークリスマス!
12月25日(土)、14:00から15:00まで、ワークショップ「ダンボールベッドをつくろう!」を開催しました。
東日本大震災を機に広まったダンボールベッドは、その有用性から各地の自治体で導入が進められています。しまびでは、東日本大震災から10年という節目の今年、地震が少ない佐世保においてもいつ起こるかわからない災害の備えとして、ダンボールでベッドを作るワークショップを実施することになりました。佐世保市役所の市民安全安心課からダンボールベッドキットと簡易ベッドをお借りしました。しかし、今回のメインは、手作りのダンボールベッドを作ること!連日、しまび職員が近くのお店からダンボールを収集、いよいよペットボトルのダンボール約20枚でベッドを製作します。
会場にはファミリーのお客様が集まりました。最初に、キットのダンボールベッドと簡易ベッドの説明。そしてペットボトルのダンボールを使用した手作りベッドの製作に入ります。
まずはじめにダンボールを箱型に組み立て、開かないようガムテープで簡単にとめます。次に20個のダンボール箱を並べます。最後に、丈夫にするため上部にダンボールを平らのまま敷くと完成です。ものの10分で立派なベッドが完成しました。完成後、代わるがわる体験していただきました。「意外にしっかりしてる」「寝心地がいい」「そのまま眠ってしまいそう」など参加者の反応はまずまずの様子。実際、床との距離が保てるので冷えやホコリから身を守ることができますし、空気の層ができて暖かいというメリットがあります。しかし、佐世保市役所市民安全安心課職員に使用について尋ねると「湿気があるところに保管していると強度が弱くなり、また、かさばるので大量に避難所へ持っていくのがたいへん」とのことでした。佐世保市役所では現在、これらの簡易ベッドを使うようになってきたそうです。
いずれにせよ“備えあれば憂いなし”です。日頃からダンボールをためておけば、いざという時に重宝するかも知れませんね。ご参加のお客様、ご取材のテレビ佐世保さま、ありがとうございました。
明日12月26日(日)は、「地震体験車で地震体験」を開催。島瀬公園にて13:30から16:00まで行います。ぜひご参加ください。
メリークリスマス!
12月24日(金)、14:00から「クリスマス レコード鑑賞会」を実施しました。
しまびでのレコード鑑賞会は、2014(平成26)年「ジャズレコード展&JAZZ LIVE!」開催時を皮切りに、「エルヴィス・プレスリー レコードレコード展」、「ジャズレコード展&JAZZ LIVE!」、「西城秀樹 レコード展」、「フランス近代絵画と珠玉のラリック展」、「カーペンターズ レコード展」、「コマーシャルソングの時代展―女性を輝かせた1970、80年代の化粧品CMソング―」、「ロートレック展」、「ゴジラシリーズを支えた特撮映画美術監督 井上泰幸展」開催にあわせて、過去9回、実施してきました。レコード鑑賞会で使用されたレコードは、すべて音浴博物館の収蔵品です。
音浴博物館は、西海市大瀬戸町にあるやすらぎ交流拠点です。100年以上前の蝋管レコードから貴重なSP盤、LP盤、ドーナツ盤などその数160,000枚以上を収蔵されています。レコード鑑賞会10回目となる今回は、クリスマスということで、音浴博物館からキュレーターの長田雅英さんをお招きし、しまび学芸員の中野英行とともに、クリスマス・ソングやフィギュア・スケートのプログラム曲を真空管アンプを使ってレコードでお聴きいただきました。
会場には、アナログ派のみなさまが集まり、レコードに針を落とす時に音、ときおり耳に入るノイズ、そして何より柔らかい音色を楽しみました。12曲をかけ、会話もはずんで、1時間の予定が少しオーバーしてしまいましたが、お客様にはクリスマスの穏やかな時間をお過ごしいただけたようです。
中野学芸員のレコード鑑賞会への参加は、2回目。司会業も前回に比べてずいぶん慣れてきて円滑に長田さんとの掛け合いは、まるでラジオ番組公開放送を見学しているようでした笑
12月18日(土) 「王子工業PRESENTS クリスマスミュージアム・コンサート」を開催しました!
サクソフォン浦崎健治様、ピアノ中村卓士様 素晴らしい演奏をありがとうございました!
会場にお越しのみなさま、ご清聴いただきありがとうございました!