しまび日記

画家木本和幸氏によるギャラリートークが行われました!

6/18(日)13時に画家木本和幸氏によるギャラリートークが中2階ギャラリーで行われ、16名の来場者が訪れました。

木本氏は幼少期から絵に親しみ、高校在学中には公募展にも入賞されました。東京藝術大学卒業後は、大学非常勤講師、高等学校美術教諭など様々な美術教育の場で長年ご活躍されてきました。

ギャラリートークでは、木本氏は命や意識というのは光だ、光なしでは人は生きていくことはできないと語られ、タイトルにある「光と命のエネルギー」のテーマに沿って作品解説を行われました。解説に来場者は熱心に耳を傾けており、構図の配置、筆の太さ、どうしてこの色にした、絵を描くにあたって注意したことなどの質問にも木本氏は真摯に答えられていました。

今回の展示には、油絵、シルクスクリーン、水彩画、そして、新たな取り組みとしてデジタルアートがありました。特にデジタルアートはエネルギーの根源である人間の意識を想像させる作品であり、見ているとエネルギーがみなぎってくるようでした。

 

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【満員御礼!】「祈りの世界展」ミュージアム・コンサート、盛りあがりました!

ミュージアム・コンサートを開催しました。

今回は、「世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 登録5周年記念 セレクション・コレクション 祈りの世界展」に合わせ、“祈り”をテーマに演奏。新型コロナウィルス感染症5類感染症移行後、念のためゆっくりめに椅子を設置していましたが、14:00開演近くになると、みるみるお客様が集まって満席となり、椅子を追加するほどでした。

まず、ブレヴィンズ幸さんによるピアノの独奏からスタート。幸さんは日野中学校に体験入学中の中学3年生。15歳とは思えない落ち着いた演奏でドビュッシーのアラベスク1番を披露しました。

次にお父様のラスティ・ブレヴィンズさんによるサクソフォンと幸さんのピアノによるアリア(ボザ)、白鳥(サン=サーンス)でお客様を魅了しました。ラスティ・ブレヴィンズさんは、ラスベガス在住のサックス奏者で、ハウステンボスでの演奏をきっかけに何度も来日しています。

イマージュ (ボザ)では幸さんがフルートのソロ。吹き抜けの空間に心地よい音色が響きわたりました。

さらに、門屋尚山さんの尺八が加わり、アヴェ・マリア(シューベルト)をトリオで演奏。日本と西洋が融合した不思議な音の世界に、会場が包まれていました。門屋尚山さんは平戸在住。新都山流大師範です。平成13年民謡夢舞台で原田直行氏の伴奏、平成21年オランダ大使夫妻&第41代松浦家ご夫妻のディナータイムショーなどで演奏経験豊富なかたです。

アンダンテとスケルツォ(ガンヌ)では、奥永紀子さんの伴奏に合わせ、幸さんがフルートを奏で、お客様の視点が2人に集中していました。

拍手が鳴りやまず、アンコールの赤とんぼでは、のどかな日本の原風景を感じさせました。

ご来館いただいたたくさんのみなさま、演奏者のみなさまありがとうございました!好評につき、来月7月16日(日)も同じメンバーでミュージアム・コンサートを実施することにいたします!!14:00開演、観覧無料です。来月も、ぜひぜひぜひ、お越しください。

[出演者]
・新都山流大師範 門屋尚山(尺八)
・奥永紀子(ピアノ)
・ラスティ・ブレヴィンズ Rusty Blevins(サクソフォン)
・幸ブレヴィンズ Sachi Blevins(フルート)

[プログラム]
・Arabesque No.1- Debussy
・Aria – Bozza
・The Swan -Saint saens
・Image – Bozza
・Ave Maria – Schubert
・Andante et Scherzo – Ganne
・赤とんぼ- 山田耕筰

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第56回佐世保美術展 オーディエンス賞表彰式を行いました!

5月28日(土)14時に第56回佐世保美術展 ART WAVE FROM THE WESTの オーディエンス賞表彰式を行いました!

オーディエンス賞に選ばれたのは彫刻・工芸部門に出品された山口隆介さん! 作品は《Hybrid(雑種)》。

 

山口さんは今回が3回目の出品。シリコンを素材にまち針を使って長い髭を1本1本丁寧に作ったり、週末しか制作時間がとれず子どもたちを寝かせてから深夜2時~3時頃に制作を続けたそうです。

 

作品に投票した人からは、「リアルすぎる!!」、「異色だが、細い」、「アイデアが面白い」といった感想が多く見られました。

 

山口さんには公益財団法人佐世保地域文化事業財団の永元理事長より記念の盾と賞状が贈られました。

おめでとうございます!

 

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長崎県書道展の解説会が行われました!

28日(土)13:30に第48回長崎県書道展の解説会が行われ、たくさんの方がご来館されました!

4人の先生方による解説に、来館者された方々は熱心に耳を傾けて清聴されていました。

コロナ禍の中、長崎県書道展は中止になることがなく続けられたのは熱心な先生方と書に関われる方々の情熱の成果であることを実感する解説会でした。

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音楽サークル コンアモーレとJelly fishによる演奏が行われました

 本日14時、1階ロビーでミュージアム・コンサートが行われました。こちらは429()から54()まで2階展示室で開催中の「みぞかみつよしの POP STEP 展」の関連イベントです。

 

みぞかみつよしさんは佐世保市在住のアーティストで、小さい頃から絵を描くことが大好きだったそうです。今回、島瀬美術センターでは主に絵画を展示しており、制作したものには来館された方が思わず目を丸くする作品が大集結しています。また、みぞかみさんは佐世保市民展(:佐世保美術展)で数々の賞を受賞されました。

 

14時から1430分まで 音楽サークル コンアモーレ のみなさまが演奏しました。その中に「みぞかみつよしの POP STEP 展」主催の みぞかみさん も一緒に演奏されていました。

 

1430分から15時まではJelly fish のお二人による演奏がありました。お二人のシンセサイザーでの演奏を来館者は熱心に耳を傾けていました。

 

本日はお足元の悪い中、館内で演奏いただきましたみなさま、ご来館いただきましたみなさま、誠にありがとうございます。

 

 

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【ディテールに注目!】「日本遺産 三川内焼展」は5月5日(金・祝)まで開催中。

ただいま3階展示室にて開催中の「セレクション・コレクション 日本遺産 三川内焼展」。会場では、三川内焼の代表的な技法ごとに作品をご紹介しています。今日は、職人の技がきらりと光るディテールに注目!どの作品なのかぜひ探しに来てくださいね!

手捻り(てびねり)

白い素地と同じ土を用い、動物や植物などの形をつくる装飾技法です。作品には獅子や亀、蟹や菊など、生命感あふれるモティーフがつくられています。曲面につけられるので技術的にも難しいことが容易に想像できます。これぞ、代々受け継がれてきた職人技。江戸時代には平戸藩からの献上品や贈りものとして、明治以降は、日本の技術を世界に示した万国博覧会への出展作品として制作されたというのもうなずけます。

菊花飾細工(きっかしょくざいく)

「手捻り」の技法で用いられるパーツの一つです。最初は、とがった竹の道具で、土の塊りを花びらの形に一枚ずつ切りだしていきます。次に、一周したところで、それらを一枚ずつ起こしていき、何周もくり返すことによって立体的な菊の姿となります。壺や蓋、瓶に飾られるみごとな装飾です。

ほかにも、透かし彫り、薄つくりや染付、赤絵などの職人技を知ることができる作品の数々を紹介しています。本展は5月5日(金・祝)までです。入場は無料です。みなさまのご来館をお待ちしています。

 

 

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松尾ゆうこさんがピアノコンサートを開催しました!

413()14時、1階ロビーで松尾ゆうこピアノコンサートが開催されました。

現在1階で開催中の「松尾ゆうこミュージックアートイベントコンサート作品展」の関連イベントです。アルカスSASEBO49()に行われた松尾ゆうこさん作曲「水面の月」を聴いて浮かんだ情景をポストカードに描いていただくという参加型のワークショップを行いました。参加された皆さんの作品をしまびに展示しています。

松尾ゆうこさんはご自身のオリジナル曲「水面の月」、「Tender Moon」、「コーヒーと赤ワインと」、「Thank You For Your Kindness」を含む7曲を演奏されました。

平日の午後にも関わらずお客様が松尾ゆうこさんのピアノのメロディーに熱心に耳を傾けていました。また職員も「水面の月」の演奏を聴いた時はしんみりとして凛とした情景で頭の中がいっぱいになりました。

最後に、松尾さんは松任谷由実作詞の「卒業写真」を演奏されて締めくくりました。演奏終了後にお客様の中には挨拶や感想を伝えていらっしゃる方もいました。

ご来館いただき、演奏を聴いていただいたみなさま、そして、松尾ゆうこさん、ありがとうございました。

ピアノコンサートのイベントはすべて終了しましたが、展覧会は416()まで1階フリースペースで開催しています。ぜひお越しください。

 

 

 

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【来館御礼!】「カワノ・ナミ展」最終日最高入場者数で閉幕!

カワノ・ナミ展 アートで遊ぶ!なぞなぞ美術館」にご来場いただき、ありがとうございました。最終日は最高入場者数を記録し、無事に閉幕となりました。

今日は、追加イベント「ナミ先生と一緒に絵を描こう〜みんなで自由にお絵かき体験〜」を行ないました。会場では13:00の受付時間前から参加ご希望のお客様が集まりはじめました。今回は、昨日と違って、ナミ先生と一緒に絵を描くというもの。子どもたちは鉛筆やカラーペンを使って、画用紙にのびのびと好きなものを描いていきます。画面いっぱいにお花を描く女の子。ナミさんの作品を鑑賞してインスピレーションを得たのでしょう。いろいろな形のお花が広がり、まるでお花畑のようでした。富士山や太陽を描いた子は、黄色ではなく、紫色や青色を使い、独創的な色彩感覚で描きました。ダイヤモンドを立体的に描いた子やさまざまな茶色をぬりわけておうちの壁を描く熱心な子。ナミ先生は一人ひとりに声をかけ、ほめながら個性をひきだしていました。できあがった作品は、春のよい思い出になったことでしょう。この展覧会をきっかけに、小さな画家たちがこれからも美術に興味をもってくれたらこれほど嬉しいことはありません。

最終日ということで、多くのお客様が来場してくださいました。ありがとうございました!!本展開催にあたり、きっかけをつくってくださいました蓑津尚文プロデューサー、応援していただきました協賛各社のみなさま、そして、なにより、お昼ごはんを食べる暇なく毎日お客様を温かく迎えてくださったカワノ・ナミさん、ほんとうにありがとうございました。これからも佐世保出身のカワノ・ナミさんの応援をよろしくお願いします。

カワノ・ナミ公式サイト

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【できあがりに注目!】カワノ・ナミさんによるヘルメットのライブ・ペインティングを行ないました。

今日4月2日(日)、14:00からカワノ・ナミさんによるヘルメットのライブ・ペインティングを行ないました。

「カワノ・ナミ展 アートで遊ぶ!なぞなぞ美術館 」の関連イベントとして“3月23日(木)24日(金)の2日間でバイクのライブ・ペインティング、25日(土)から会期中展示”と予定していましたが、ご好評をいただいたため、25(土)、26日(月)にもペイントをしていただき、4日間かけて仕上げていただきました。ところが、なんと!バイクに合わせてヘルメットにもナミ・フラワーを咲かせようということで追加イベントが決まりました。

イベントが始まると、子どもたちが集まりはじめ、ご家族連れがナミさんの筆さばきに興味津々。島瀬公園を通る方々も外から足をとめて見学したり、しまびに入館したりと多くのみなさまにご覧いただくことができました。

できあがったヘルメットに注目!1時間ほどで、かわいらしいナミ・フラワーが完成しました。バイクが白地なので、ベージュのヘルメットには白色を使い、とっても調和がとれています。世界でひとつだけのバイクとヘルメットになりました。

カワノ・ナミさんは車や自転車、Tシャツやマグカップなど平面作品だけでなく、立体作品も手掛けています。詳しくはカワノ・ナミ公式サイトをのぞいてみてくださいね。

佐世保出身でこんな活躍をしているナミさんの初の凱旋展は、しまびの2階展示室にて4月9日(日)まで開催しています。土日の混雑に比べ、比較的混雑していない平日ですと、生ナミと話せるチャンス!春休みにぜひファミリーでお越しくださいね。

   

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【大好評につき明日も開催!】カワノ・ナミによるバイクのライブ・ペインティング、明日もやります。

春休みに入って今日は土曜日!ご家族連れでにぎわいました。「カワノ・ナミ展 アートで遊ぶ!なぞなぞ美術館」の関連イベント“バイクのライブ・ペインティング”は、見学する子どもたちの反響が大きく、ナミさんの筆さばきにみなさま興味津々!明日も続きを描いていただくことになりました!

ナミさんがひとたび筆を握ると、下絵なしで、次々とお花が生まれてきます。まるで、バイクに花びらがひらひら舞いおりているようです。通常、大きな筆から始まってディテールに入ってから細筆を使いがちですが、ナミさんは最初から細筆で手ぶれなく描いていきます。どのように仕上がっていくかワクワクしますね!

ライブ・ペインティングの続きは、明日3月26日(日)の14:00からです。1時間ほどで完成となる見込みです。プロのイラストレーターによる生のペインティングをお見逃しなく!

 

[写真提供]林田聡さん

 

[写真提供]蓑津尚文プロデューサー